【世界限定30台&約4.2億円】世界最速記録&市販化が決定したブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+が遂に公開!しかも最速記録を更新したプロトタイプ車両も販売・即完売へ【動画有】

2020-10-10

遂に世界最速記録を更新したシロンのプロトタイプモデルが特別展示

ブガッティは先日、タイヤの関係で不可能と言われたトップスピード300マイル(483km/h)の壁を見事ぶち破り、ミシュラン社とダラーラ社との共同開発により、最新型のタイヤを装着して最高時速304.773マイル(490.484km/h)に到達し、世界最速記録を更新したことをお知らせしました。

更にこの記録を生み出したプロトタイプモデルが、先日ブガッティCEOであるステファン・ヴィンケルマン氏の自宅にて、VIP顧客だけを特別招待し世界初公開しました。


何と世界限定30台のみ、価格は驚異の4.2億円以上

今回公開されたシロン”スーパースポーツ300+”(Bugatti Chiron Super Sport 300+)は、世界限定30台のみ販売されることが決定し、既にVIP顧客を対象に先行販売を実施。

価格帯としては約4.2億円と非常に高額ですが、その中で今回最速記録となる304.773マイル(490.484km/h)をたたき出したプロトタイプモデルも30台の中の1台に含まれているそうで、この記念すべきモデルについては既に最上位顧客が署名し購入済みとなっています。

ちなみに、今回ステファン・ヴィンケルマンCEOの自宅にて公開された個体も、実際に約490km/hものスピードをただき出した本物のプロトタイプであり、その当時のスピードを体感したまま出展されるという粋な計らいを見せていますね。

まさに勲章ともいうべき汚れが当時の記録を蘇らせる

これが約490km/h以上に到達したときのフロントガラスの汚れ。

無数の虫の死骸が確認できますが、これはレーシング業界ではもはや勲章と言っても良いものですし、これだけで十分なプレミアが付きそうですね。

こちらがトップスピードを引き出すために、ダラーラ社との共同開発によって生み出されたリヤテール。

従来モデルに比べて250mm延長することで、空気抵抗やダウンフォースをかなり細かく調整することが可能になるとのこと(ダラーラ社は空気抵抗やトップスピード、加速、軽量化よりもダウンフォースに力を入れているメーカ)。

更には気流をスムーズにするために、ウィングやエアブレーキは採用せず、リヤエキゾーストシステムも最適なレイアウトとするために両サイド縦型2本だしとなるクワッドエキゾーストシステムを採用。

サスペンションもオーバーホールされ、乗り心地だけでなく車高も若干調整しているとのことです。

リヤエキゾーストパイプ周りももちろんフルカーボン仕様。

ここまで間近で見れというのは、非常に貴重だと思いますね。

こちらはインテリア。

プロトタイプモデルでは、トップスピードを引き出すことと軽量化のために助手席を完全排除し、更にはロールケージを追加しています。

内ドアパネルも中々に過激。

ほぼほぼフルカーボンパネルのみとなっていますね。

センターコンソール周りも非常にシンプルですが、この辺りも最大限の軽量化を施しています。

メータ類も最速の500km/h付近に到達した瞬間のままで展示。

これ見るだけでも何だかゾクゾクしてきます…

気になるパワートレインについてですが、これは先日ブガッティが発表した世界限定10台のみの特別モデルとなる「チェントディエチ(Centodieci)」と同じ排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,600psを発揮することが決まっています。

【BUGATTI Chiron breaks through magic 300mph barrier】

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Reference:motor1.com