コスパ最強過ぎ!トヨタがフィリピン市場向けに「ハイラックス」ベースの乗り合いバス(PUV)を211万円以下に発売すると発表。観光にも適した13人乗りでWi-Fiも使用可能に

2020-05-27

~フィリピン市場でのワンボックスモデルや乗り合いバスの需要は年々増加している模様~

フィリピン市場をメインに販売を手掛けるトヨタモーター・フィリピン(TMP)は、同国のトップであるドゥテルテ大統領の政権によって支持されている運輸省(DOTr)の公益事業車両近代化プログラム(PUVMP)に参加していることをきっかけに、新たな乗り合いバスを販売することを正式に発表しました。

今回発表されたモデルは、トヨタが市販していた前世代ピックアップトラックモデル「ハイラックス(Toyota Hilux)」(2016年より新たに登場したモデルよりも前世代)をベースにしたPUVモデルで、かなりフロントが張りだした2ドア式のシングルキャブが特徴的。リヤについては牽引フックしているかのようなキャンピングカーっぽいレイアウトで後付け感が否めないのはありますが、かなりの人数が収容できそうです。


~設計・開発期間は僅か数か月という超絶スピーディーなトヨタ・クオリティ~

なおこのモデルは、2019年5月よりPUモダナイゼーションプログラムによって政府が提案した一台ということで、実質的にトヨタが開発をスタートしたのはその翌月である6月頃となり、更に同年8月にはTMP開著のアルフレッド・タイ氏等に、このモデルのデザイン等を提出したとのことですから、とんでもなく短いスパンの中で開発や評価が行われたのではないかと思いますね。

ちなみに後席にはロングなベンチシートが配置されているため、トータル13人が収容可能とのこと。

バックドアだけでなく、サイドドアも設けられているので、障がい者も乗降りしやすいように考慮しているとのことですし、エアコンの有無はわからないものの、Wi-Fi機能は充実しているそう。
おそらくですが、年々増加している外国人観光客向けの送迎モデルとして活用される可能性も非常に高いと思われます。

そして最も注目されているのが価格帯についてですが、何とこのモデルの目標となる車両本体価格が211万円以下とのことで、かなりコスパに優れた設定(っというか採算とれるの?)となっていますが、この辺りは独裁政治と言われるドゥテルテ大統領からの要求でもあると考えられ、トヨタとしては意地でもこの価格帯に落とし込んでくることは間違いないと思われますね。

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Reference:AUTOINDUSTRIYA.COM