(米)インフィニティ「Q70(日本名:日産・フーガ)」が2019年をもって販売終了へ!一方で日本市場では日産「フーガ/シーマ」が12月末にマイナーチェンジへ

2020-05-27

~インフィニティのみならずアメリカ市場でのフラッグシップセダンの販売は低迷している模様~

現在アメリカ市場にて販売されているフラッグシップセダンモデル・インフィニティ「Q70(日本名:日産・フーガ)」ですが、このモデルが2019年を持って販売終了することを明らかにしました。

自動車ニュースサイトMotor Authorityの情報によると、近年販売されるインフィニティ「Q70」をはじめとするメルセデスベンツ「Sクラス」やアウディ「A8」、BMW「7シリーズ」の販売が大きく低迷しているとのこと。


~ただしSUVの人気は相当に高いようだ~

ここ最近の「Q70」のアメリカでの販売状況を見てみると、2019年1月~9月までの販売台数は2,196台で、2018年1月~9月にて販売された3,476台よりも1,000台以上(35%以上)減少していることが明らかとなっています。
また、「Q70」は2019年に入って、排気量5.6L V型8気筒エンジンを搭載した上位グレードや、排気量3.0L V型6気筒エンジンを搭載したエントリーグレード、更にはロングホイールベースモデルといった様々なグレードを展開してきましたが、中々販売促進には繋がらずという結果になっています。

その一方で、同じ排気量5.6L V型8気筒エンジンを搭載する同車フラッグシップSUVモデルとなる「QX80」は、やはり近年のSUV人気が大きく影響してなのか先ほどと同じ2019年1月~9月の販売台数は14,203台と驚異的な数字をたたき出し、2018年同時期の13,377%よりも約7%高くなっているとのこと。

なおインフィニティのスポークスマンであるカイル・バズモア氏によれば、今後はSUVモデルを焦点に当てていく考えを示していく一方、「Q50/Q60」といったスポーツセダンやスポーツクーペにも力を入れていくと説明しており、次世代「Q70」については非常に需要の高い中国市場にて専売モデルとして導入する計画があるとのことです。

~一方で日本市場では2019年12月末にマイナーチェンジする模様~

ちなみに日本市場にて販売されている日産のフラッグシップセダン「フーガ/シーマ」は、日産ディーラの担当セールスさんの情報によれば2019年12月末頃にマイナーチェンジ(厳密には一部改良)されるとのことで、具体的にはフロントエンブレムをインフィニティから”Nissan”に戻すこと、更には安全装備のアップグレードが施される予定となっていますが、肝心のフロントエンドのVモーショングリルを採用するかどうかにはついては明確になっていないとのこと。

せっかく”Nissan”エンブレムに戻すのであれば、新型「スカイライン(Skyline)」と共通化させてほしいポイントではありますし、次期モデルへと繋ぐ重要なマイナーチェンジということであれば、ここは大胆なマイナーチェンジを施すことで失速している日産自体に勢いを付けて欲しいところです。

☆★☆インフィニティ関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:Motor Authority