トヨタ「アルファード/ヴェルファイア/クラウン」に2万台超えの大量リコール。アイドリングストップ後にエンジンが再始動できない恐れアリ

2020-05-27

~最悪の場合、エンジンが再始動しない恐れがある~

トヨタのフラッグシップミニバン「アルファード/ヴェルファイア」の2車種・計23,833台に大量リコール。

リコールの内容としては、エンジン制御用コンピュータにおいて、充電制御プログラムが不適切なため、長時間のアイドリングを頻繁に繰返すとバッテリが異常劣化することがあるとのこと。
そのため、アイドリングストップ後、エンジンが再始動できなくなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合が27件発生しており、更に市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[アルファード/ヴェルファイア(アイドリングストップ搭載車)]
・DBA-AGH30W/A G H 3 0 – 0 1 5 7 3 6 4 ~ A G H 3 0 – 0 2 5 7 5 1 2/平成 29 年 12 月 13 日~平成 31 年 4 月 25 日/2,604台

・DBA-AGH35W/A G H 3 5 – 0 0 2 3 1 9 0 ~ A G H 3 5 – 0 0 3 5 2 4 5/平成 29 年 12 月 13 日~平成 31 年 4 月 25 日/10,604台

・DBA-GGH30W/G G H 3 0 – 0 0 2 0 9 0 8 ~ G G H 3 0 – 0 0 3 2 6 5 5/平成 29 年 12 月 13 日~平成 31 年 3 月 20 日/7,645台

・DBA-GGH35W/G G H 3 5 – 0 0 0 6 7 2 1 ~ G G H 3 5 – 0 0 0 9 9 7 4/平成 29 年 12 月 13 日~平成 31 年 3 月 20 日/2,980台

改善措置としては、全車両、エンジン制御用コンピュータのプログラムを対策仕様に修正するとのこと。また、バッテリ液の状態を点検し、異常がある場合はバッテリを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。


~集光不足で保安基準を満たさない恐れアリ~

続いてはトヨタ「クラウン」1車種のみ・200台にリコール。

リコールの内容としては、前照灯において、タクシー用途等で使用する際、想定を超えて長時間点灯し続けると、バルブからの熱と紫外線により反射板のアルミ蒸着が剥離することがあるとのこと。
そのため、そのまま使用を続けると集光不足となり、光度が徐々に低下し、最悪の場合、保安基準第32条(前照灯の基準)を満足しなくなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、市場からの情報により明らかになったそうです。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[クラウン(事業用)]
・DBA-GRS210/G R S 2 1 0 – 6 0 0 0 8 1 0~G R S 2 1 0 – 6 0 1 7 5 7 3/平成24年12月25日~平成27年 9月14日/21台

・DBA-GRS211/GRS211-6001010/平成25年 2月11日/1台

・DBA-GRS214/GRS214-6001067, 6001666/平成25年 1月24日, 平成25年 2月13日/2台

・DAA-AWS210/A W S 2 1 0 – 6 0 0 0 9 2 0~A W S 2 1 0 – 6 0 9 6 6 7 2/平成25年 1月31日~平成27年 9月18日/174台

・DAA-AWS211/AWS211-6003762, 6005362/平成27年 3月 5日, 平成27年 7月24日/2台

改善措置としては、全車両、前照灯の反射板を対策品に、レンズを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①,国土交通省②