(豪)スバル「インプレッサ/XV」の2車種にまたもやリコール。走行不能となる技術的問題、これで日本とアメリカ含め計100万台以上がリコールの対象に

2020-05-27

~オーストラリア市場では8万台がリコールの対象に~

先日アメリカ市場にて販売された、スバル「インプレッサ/XV」の2車種・計67万台以上にエンジンコントロールユニットの不具合並びにPCVバルブの耐久性不足により、最悪の場合、走行不能の恐れとなるリコールが発令されていましたが、これは日本市場でも全く同じ問題が既に発生しており、これを含めると約95万台にも及ぶ大規模リコールとなりました。

しかし今回、新たにオーストラリア市場においても「インプレッサ/XV」に全く同じ技術的問題のリコールが発令しているとのことで、その台数は80,000台となり、日本・アメリカ市場分を含めて計100万台を超えたことが明らかとなりました。

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~リコール内容はECUとPCVの不具合で走行不能の恐れアリ~

なおリコール内容としては、エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、エンジンが停止する際の制御が不適切なため、イグニッションコイルへ必要以上に通電することがあるとのこと。
そのため、イグニッションコイルの内部温度が上昇し回路がショート、ヒューズ切れを起こし、最悪の場合、走行中エンジンが停止→走行不能になるおそれがあるそうです。

そしてもう一つのリコールが、ブローバイガス還元装置において、PCVバルブの材質特性に対する曲げ加工設定値が不適切なため、クランクケース接続部の耐久性が不足しているものがあるとのこと。
そのため、当該接続部の破損により燃焼室にエンジンオイルが浸入し燃焼、マフラーから多量の白煙が発生して、最悪の場合、走行中にエンジンが停止→走行不能になるおそれがあるそうです。

何れも市場の情報により明らかになっていますが、スバル・オーストラリアは既に顧客に対して通知を出しているとのことです。

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Reference:Caradvice