フルモデルチェンジ版・シボレー新型「コルベットC8」が、UAWストライキにより2020年2月まで生産されないことが判明。コンバーチブルモデルにも大きな影響が…

2020-05-27

~2020年分生産枠が全て完売しているのに、このタイミングでのストライキと工場閉鎖はキツイ…~

現在大きな問題となっているUAW(全米自動車労働組合)とゼネラルモーターズ(GM)のストライキ継続について、これによりシボレーのフルモデルチェンジ版となる新型ミドシップスーパースポーツ「コルベットC8(Chevrolet Corvette C8)」の市場投入が、当初の計画よりも大幅に遅れており、厳密には2020年2月まで生産が開始されないことが明らかになりました。


~スティングレイだけでなくコンバーチブルモデルには大きな影響が出ている模様~

自動車ニュースサイトCARSCOOPSによると、シボレーのスポークスマンであるChristopher Bonelli氏にインタビューしたところ、UAWストライキは9月15日から始まって6週間も継続されており、この時点で4工場中3工場が閉鎖状態で全く稼働せず、2020年モデルとなる新型「コルベットC8スティングレイ」を生産するボウリンググリーン工場もその対象であり、大きな影響が出ているとのことから、必然的に生産時期が遅れてしまうことを明確にしています。

もちろん、これは既に先行オーダーをかけている顧客にも迷惑をかけることになり、本来であれば12月に納車予定であった個体が2020年2月末~3月初旬頃にずれ込むことになります。
そしてもう一つの問題が、既にワールドプレミアしているオープンタイプの「コルベットC8コンバーチブル」で、これも2020年初頭に生産を行う予定でしたが、今回のストライキにより大幅に遅れることになりそうです。

~新型「コルベットC8」は間違いなく大成功を収める代表的なモデルになるだろう~

シボレー新型「コルベットC8」は、そのワイルドでスーパーカールックな見た目と、アメ車特有の大排気量V8エンジンを搭載し、更には高いパフォーマンス性を発揮しますが、それ以上に採算がとれているのか不安に思える程にコストパフォーマンスに優れた一台(約640万円から)であるため、既に2020年生産分は完売済み。

既に新車販売価格よりも約2倍程高い価格(約1,200万円)にて転売されていますが、正直この価格帯でも安すぎるんじゃないか?と思えるほどに今回の新型は高い期待がもたれています。
そんな高い期待が寄せられている一台なだけに、今回のストライキはGMにとってもシボレーにとっては完全に予想外ともいえるハプニングなのではないかと思いますね。

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Reference:CARSCOOPS