メルセデスベンツのリコール7連発!新型「Cクラス/Eクラス/CLSクラス/Sクラス/GLEクラス/AMG GT」他において走行不能、スポイラー脱落等の恐れアリ

2020-05-27

~最悪の場合ステアリング操舵が不能になる恐れアリ~

メルセデスベンツ新型「C180/C180ステーションワゴン/C180クーペ/C180カブリオレ/C200/C200ステーションワゴン/C220d/C220dステーションワゴン/C35e/AMG C63S/AMG C63ステーションワゴン/AMG C63Sクーペ/AMG C63Sカブリオレ/E200/E200ステーションワゴン/E200クーペ/E200カブリオレ/E220d/E220d/E220dステーションワゴン/E250/E250ステーションワゴン/E300クーペ/E350e」の計23車種・計3,432台にリコール。

リコールの内容としては、電動パワーステアリングにおいてステアリングラックのロックナットの製造機器管理が不適切なため、内部亀裂が生じているものがあるとのこと。
そのため、当該ロックナットが破損し最悪の場合、ステアリングラックの摺動が妨げられることで操舵不能になるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルはコチラの通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、ドイツ本社からの情報により明らかになっています。

ちなみに改善措置としては、全車両、電動パワーステアリングを良品と交換するリコール作業を実施するとのことです。


~前世代のモデルにおいてもステアリング操舵が不能になる恐れアリ

続いても「C180/C180ステーションワゴン/C200/C200ステーションワゴン/C250/E200/E200ステーションワゴン/E200カブリオレ/E220d/E250」の計10車種・計64台にリコール。

リコールの内容としては、電動パワーステアリングにおいてステアリングラックのロックナットの製造機器管理が不適切なため、内部亀裂が生じているものがあるとのこと。
そのため、当該ロックナットが破損し、最悪の場合、ステアリングラックの摺動が妨げられることで操舵不能になるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルはコチラの通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、ドイツ本社からの情報により明らかになっています。

ちなみに改善措置としては、全車両、電動パワーステアリングの製造番号を確認し、該当部品が取り付けられている場合は良品と交換するリコール作業を実施するとのことです。

~スポイラーの装着が不適切で走行中に脱落する恐れアリ~

続いても「E200ステーションワゴン/E200 4MATICステーションワゴン/E220dステーションワゴン/E220d 4MATICステーションワゴン/E250ステーションワゴン/E400 4MATICステーションワゴン/E450 4MATICステーションワゴン/AMG E43 4MATICステーションワゴン/AMG E53 4MATICステーションワゴン/AMG E63 4MATICステーションワゴン/AMG E63S 4MATICステーションワゴンの計13車種・計8,405台にリコール。

リコールの内容としては、テールゲートにおいて、スポイラーの組付け作業が不適切なため、当該スポイラーが適切に固定されていないものがあるとのこと。
そのため、高速走行時にスポイラーがテールゲートから外れ、最悪の場合、当該スポイラーが脱落し後続車両の妨げになるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルはコチラの通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、ドイツ本社からの情報により明らかになっています。

ちなみに改善措置としては、全車両、スポイラーの組付け状態を点検し、正しく装着されていない場合は修正するリコール作業を実施するとのことです。

~最悪の場合エンジンが再始動できない恐れアリ~

続いては「CLS450 4MATIC」にリコール。

リコールの内容としては、エンジンの電動クーラントポンプにおいて、電源配線の配索が不適切なため当該配線がエンジンファンに接触することがあるとのこと。
そのため、当該配線が断線し電動クーラントポンプや48V電気システムが作動停止して、最悪の場合、エンジンがオーバーヒートする、もしくはエンジンを停止させると再始動できなくなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、ドイツ本社からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[CLS450 4MATIC]
・DAA-257359/WDD2573591A000578~WDD2573591A030510/平成30 年 1 月 29 日~平成31 年 2 月 7 日/502台(左ハンドル)
・DAA-257359/WDD2573592A000628~WDD2573592A030660/平成30 年 3 月 17 日~平成31 年 2 月 25 日/1,164台(右ハンドル)

なお改善措置としては、全車両、電動クーラントポンプの電源配線の配索を変更する。なお、電源配線に損傷がある場合は修理を行うといったリコール作業を行うとのことです。

~最悪の場合、走行不能となる恐れアリ~

続いてはメルセデスベンツのハイパフォーマンスモデル「AMG GT/AMG GT S」の2車種・計362台にリコール。

リコールの内容としては、カーボン製プロペラシャフトと金属製フランジの接着作業が不適切なため、結合部の接着力が弱いものがあるとのこと。
そのため、エンジントルクでプロペラシャフトとフランジの接着が剥がれ、エンジンからトランスミッションへ動力が伝わらなくなり、最悪の場合、走行不能になるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は既に43件発生しており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[AMG GT]
・CBA-190377/WDD1903771A003893~WDD1903771A010402/平成27 年 8 月 6 日~平成28 年 6 月 21 日/95台(左ハンドル)
・CBA-190377/WDD1903772A003798~WDD1903772A010442/平成27 年 8 月 20 日~平成28 年 6 月 21 日/53台(右ハンドル)

[AMG GT S]
・CBA-190378/WDD1903781A003345~WDD1903781A010537/平成27 年 7 月 22 日~平成28 年 6 月 21 日/160台(左ハンドル)
・CBA-190378/WDD1903782A002703~WDD1903782A010460/平成27 年 7 月 22 日~平成28 年 6 月 21 日/54台(右ハンドル)

改善措置としては、全車両、プロペラシャフトを良品と交換するリコール作業を行うとのことです。

~まさかの後席窓枠が脱落する恐れアリ?!~

続いては新型「GLE450 4MATIC」の1車種・213台にリコール。

リコールの内容としては、後席窓枠においてガラスモールの形状が不適切なため、トリムバーが適切に固定されていないものがあるとのこと。
そのため、走行時に後席窓枠から脱落し最悪の場合、後続車両の妨げになるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は既に1件発生しており、ドイツ本社からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[GLE450 4MATIC]
・5AA-167159/WDC1671592A001714~WDC1671592A056142/平成31 年 4 月 8 日~令和元年 8 月 26 日/213台(右ハンドル)

改善措置としては、全車両トリムバーを点検し、適切に固定されていない場合は修正するリコール作業を行うとのことです。

~ECU不具合により排出ガスが基準値を超える恐れアリ~

最期は「S550/S550クーペ/S550クーペ 4MATIC/S550カブリオレ/メルセデス・マイバッハS550/メルセデス・マイバッハS550 4MATIC」の6車種・計7,254台にリコール。

リコールの内容としては、エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、車両へ搭載する仕様指示が不適切なため、失火検知の診断が正しく作動しないことがあるとのこと。
そのため、不具合が生じていないにも係わらずメーターパネル内のエンジン警告灯(MIL)が点灯し、誤検知したシリンダの燃焼を休止させて、最悪の場合、排出ガスが基準値を超えるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルはコチラの通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、ドイツ本社からの情報により明らかになっています。

ちなみに改善措置としては、全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換えるリコール作業を実施するとのことです。

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