【2019年版】スバルは年間で合計約74万台もリコールを届け出!何とリコールの情報源は全て市場から…主要モデル「インプレッサ/XV/フォレスター/WRX/レヴォーグ/レガシィ」のほぼ全てが対象に
~トータル台数はトヨタよりも少ないモノ、1車種当たりのリコール台数は圧倒的にスバルが上~
以前、トヨタが2019年に発令したリコール内容をまとめた記事をご紹介しましたが、この内容がかなりの反響を呼んでいたようで、今回はスバルが2019年に届け出たリコール内容をまとめていきたいと思います。
▽▼▽関連記事▽▼▽
トヨタが2019年に届け出たリコール台数は約104万台と非常に大きな規模となりましたが、スバルは約30万台程少ない約74万台を届け出。
もちろん、対象となるリコール対象車種や販売された台数には圧倒的な差があることを考えると、トヨタの方が対象台数が多いのは理解できるものの、スバルに関しては今回「インプレッサ/XV/フォレスター/WRX/レヴォーグ/レガシィ」と車種は少ないながらも、ほぼ全てのラインナップがリコールの対象となっており、更に1車種当たりのリコールの台数は圧倒的にスバルの方が多いことがわかります(具体的な1車種当たりの台数は膨大過ぎるので今回は割愛)。
また個人的に注目しているリコール届出に至る上での、不具合の情報源やリコールによる不具合と事故件数についてですが、トヨタについては市場からの情報が半数近く、事故や不具合等もほとんどが0件となりましたが、スバルについてはほぼ全てが市場からの情報となり、更に不具合の発生件数は3桁台と多く、それでいて事故例も稀に発生しているほど(もちろん不具合が生じてからのリコールを届けるまでのスピード力も重要)。
これは2018年以前からの通例となっていて、発売後の品質管理面において何らかの問題や管理不足になっていると推測されるのですが、そう考えるとスバルはリコール対する対応力が他社に比べて低いことも考えられるかもしれませんね。
~2019年にスバルが届け出たリコール内容を見ていこう~
①:ステアリングギアボックスに関するリコール
リコール対象モデル:「インプレッサ/XV/フォレスター」
リコール台数:約780台
不具合内容:かじ取り装置(ステアリングギヤボックス)の不具合
▽▼▽関連記事▽▼▽
②:ブレーキランプに関するリコール
リコール対象モデル:「インプレッサ/フォレスター」
リコール台数:306,728台
不具合内容:制動灯(ブレーキランプ)スイッチの不具合
▽▼▽関連記事▽▼▽
③:コンビメータに関するリコール
リコール対象モデル:「レガシィ(BE/BH系)」
リコール台数:33,181台
不具合内容:コンビネーションメータの回路構成に関する不具合
▽▼▽関連記事▽▼▽
④:エキゾーストパイプに関するリコール
リコール対象モデル:「WRX/レヴォーグ/フォレスター」
リコール台数:32,224台
不具合内容:排気管(エキゾーストパイプ)においてエキゾーストパイプフロント組付け作業のトルク指示が不適切
▽▼▽関連記事▽▼▽
⑤:イグニッションコイル/PCVバルブ/ブレーキホースに関するリコール
リコール対象モデル:「インプレッサ/XV」
リコール台数:137,467台
不具合内容:エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、エンジンが停止する際の制御が不適切
リコール対象モデル:「インプレッサ/XV」
リコール台数:83,227台
不具合内容:ブローバイガス還元装置において、PCVバルブの材質特性に対する曲げ加工設定値が不適切
リコール対象モデル:「インプレッサ/XV」
リコール台数:58,864台
不具合内容:ブレーキホースにおいて、ブレーキ圧に対する耐久性評価が不十分
▽▼▽関連記事▽▼▽
⑥:PCVバルブ/コイルスプリングに関するリコール
リコール対象モデル:「XV/フォレスター」
リコール台数:14,433台
不具合内容:ブローバイガス還元装置において、PCVバルブの材質が不適切
リコール対象モデル:「フォレスター」
リコール台数:66,910台
不具合内容:リヤサスペンションのコイルスプリングにおいて、鋼材と塗装仕様の組合せが不適切
▽▼▽関連記事▽▼▽