やっぱり出てきた。世界限定399台のみ販売のマクラーレン「エルヴァ」のビルドスロットが転売中。その価格は新車の2倍に

2020-05-27

~なぜか希少モデルで頻繁的に登場してくるビルドスロット~

2019年11月中旬に、マクラーレンが世界限定399台のみ販売したスピードスターモデル「エルヴァ(McLaren Elva)」を世界初公開しましたが、早くもこのモデルのビルドスロット(車両本体価格+オプション+生産枠)がインターネットオークションサイトMobileにて転売されています。

アルティメットシリーズで世界限定500台のみ販売された「マクラーレン・セナ(McLaren Senna)」をベースにした今回のスペシャルモデルですが、新車販売価格としては約1.85億円と非常に高価ながらも、今回のビルドスロット(いわゆる購入権)価格は約3.6億円と2倍近く高価な価格での転売となっています。


~ビルドスロットはそう簡単に売れるものではない~

こうしたビルドスロットの転売は、「エルヴァ」に限らずブガッティ「シロン/ディーヴォ/シロン・スーパースポーツ300+」やアストンマーティン「ヴァルキリー」、マクラーレン「スピードテール」といった超希少モデルを数多く販売されていますが、「納車すらもされていない個体を本当に購入できるのか?そもそもビルドスロットを販売する以前に、出品者は本当にスーパーカーの購入権を得ているのか?」等、実際の目で確認することができないので中々こういった商品が売れないのが現実。

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Mobileの情報によれば、この個体を出品しているドイツの中古車ディーラの情報によると、2020年4月に納車される予定と主張しているものの、マクラーレンは2020年末に初期ロットを納車するスケジュールとなっているため、こうした情報の違いを見極めたり、実際に直接交渉するといったことも必要になってくるため、相当な時間と労力を使うことにもなりそう。

~「エルヴァ」は日本にも複数台納車される予定~

ちなみに「エルヴァ」のパワートレインは、「マクラーレン・セナ」同様に排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンのノンハイブリッド仕様となり、最高出力815ps/最大トルク800Nmを発揮します。
トランスミッションは7速DCTのみで、直線のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3秒未満、0-200km/hの加速時間は6.7秒とオープンモデルでありながらも「セナ」よりも速いとのことです。

また日本にも複数台納車予定で、某関西オーナーであるO氏もオーダー済とのことから、もしかすると関西のスーパーカーイベントなどで直接拝見できるかもしれないですね。

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Reference:CARSCOOPS