GMが今後のホイールサイズについて「26インチくらいまで行きたいね。カッコいいじゃん」。アウディ「いや23インチまでが限界だし…それ以上やる意味がわからん」

2020-05-27

~アウディはあくまでも燃費や乗り心地を考慮して23インチが限界と提唱している~

海外の自動車ニュースサイトMotor Authorityより、アウディの設計責任者であるマーク・リヒト氏にインタビューを行ったところ、「もうアルミホイールの限界ともいえるサイズに到達した」とのことで、その限界サイズが23インチであるとのこと。

近い将来、車両のフットプリントがこれ以上大きくならないことや、スポーツモデルとしての走行性能を最大限に発揮できるボーダーラインは23インチであるとして、それを超える24インチ以上は”意味がない”とはっきりと主張しています。


~そう考えるとアウディはエコロジーなメーカへと方向性を変えることに~

またアウディは、今後電気自動車のラインナップ拡大を進めていきますが、電気自動車本来の効率的な走りを実現するには足元のホイールサイズを小さくすることも重要になってくるとのこと。
確かにホイールのインチアップによる見た目のクールアップはありますが、その一方でインチアップは重量増加や乗り心地の低下といった自動車の重要な質を低下させるデメリットを大きく持っているため、こういった部分はアウディとしても可能な限りなコンパクトにしていく考えがあるようですね。

~GMはやっぱりアメ車代表格らしい男前な発言~

一方でアメリカの自動車メーカGM設計部門のトップであるMike Simcoe氏によれば、ホイールのインチアップは更なる成長の余地があると説明しており、「デザイントレンドは絶対的に24インチ~26インチが対象になる。っというかホイールはデカイ方がかっこいいじゃん?タイヤホイールが大きければ大きいほど車両設計の幅が広がる。18インチホイールなんて小さすぎるよ」と力説。

おそらくGM側としては、乗り心地や車体重量といった要素については特に重要視している感じではなく、どちらかというと見た目や車内の居住性、サイズ感と言ったところを重要視しているので、こうしたコメントになると思うのですが、アウディのように乗り心地や効率的な走りを追究するのであれば、大きすぎない最適なホイールサイズをチョイスするというのは納得できます(単純に方向性が違うだけ)。

お互いの重要視するポイントが異なるのはもちろん、何れの考え方も正解だと思いますし外れでもないのですが、将来的なことを考えると最も実用的でコスト面でも優れるモデルとなるのは前者のアウディなのかもしれません。

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Reference:caradvice