フェラーリは2025年までEVスーパーカーを発売しない模様。フェラーリCEO「充電速度含むバッテリ技術にはまだまだ改善が必要なのよ、マジで」

2020-05-27

~フェラーリのEVモデルが登場するのはまだまだ先のようだ~

フェラーリは今年、「F8トリブート/SF90ストラダーレ/F8スパイダー/812GTS/ローマ」と一気に5車種もカタログモデルをラインナップし、2020年からはカタログモデルの販売を少し落ち着かせる計画がありますが(2019年モデルを浸透させるため)、その一方で何かと噂されているEVモデルについて新たな情報が展開されています。

ロイター通信の情報によると、最終的にフルエレクトリックモデルを提供する計画のあるフェラーリは、少なくともEVスーパーカーを提供するまでには5年は必要であるとのことで、つまりは2025年以降になるまでは登場しない可能性が非常に高いとのこと。


~EVモデルの大きな問題となる充電時間が懸念材料に~

フェラーリは2018年~2022年のロードマップにおいて、最新技術を搭載するガソリンモデルからハイブリッドモデルをラインナップする計画があるなか、2023年にピュアEV仕様のスーパーカーが登場する?との噂がありましたが、どうやらバッテリー技術の面でちょっとした遅れが生じているとのこと。

フェラーリCEOであるルイス・カミッレーリ氏によれば、「フェラーリのEV技術はまだまだ世に提供できるものではなく、自律性の点で重要な問題が発生している」と説明しており、具体的には充電速度に問題があることを述べたそうです。

おそらく来年以降に登場するであろう初のSUVモデル「プロサングエ」等は、ハイブリッドパワートレインを搭載するかと思いますが、技術的なベースは「SF90ストラダーレ」のPHEVシステムになる可能性があるとのこと。

ちなみに「SF90ストラダーレ」のパワートレインは、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジン+トリプルモーターを搭載することで、システム総出力1,000psを発揮。
直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.5秒とブガッティ「シロン」並みに早く、バッテリだけの走行であれば航続可能距離は24kmと短い距離ながらも、ちょっとした実用性にも優れています。

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Reference:motor1.com