当時17歳の息子が日本より輸入したばかりの日産「スカイラインGT-R R33」を運転するも即事故→修理せずパーツ売買したところ、その価格がとんでもないことに

2020-05-27

~納車直後に事故した「スカイライン」。パーツを売却したら購入価格よりも高く取引されていた~

2016年10月頃、オーストラリアにて日本より輸入されたばかりとなる日産「スカイラインGT-R R33(Nissan Skyline GT-R R33)」が、ビジネスマンに納車された直後にその息子(当時17歳)が運転するも、アクセルとブレーキを踏み間違える等の誤操作で自宅の壁に即クラッシュしてしまうというとんでもない事故が発生しました。

この事故により、エンジンの一部や足回り、更にバンパーが大きく損傷する程の大ダメージを受けたそうで、オーナーは修理することなくそのままパーツ単体を売却していくことに。

当時、オーストラリアのビジネスマンが購入した際の金額は総額 約880万円だったそうですが、パーツ単体をインターネットオークションや高級パーツショップにて色々と売却したところ、その総額が1,000万円を超えたとのこと。


~オーストラリア市場でも「スカイライン」含む国産スポーツの価値は相当に高いようだ~

具体的な内訳については明らかにされていないものの、一部損傷しているエンジンはかなりの高額値で取引されたとのことで、更にサスペンションやインテリアのパーツも予想をはるかに超える価格にて売却できたため、オーナーは改めて日産「スカイラインGT-R R33」もしくは「R34」を購入することを検討しているそうです。

なお、オーストラリア市場では日産「スカイライン」以外にもレクサス「LFA」やスバル「インプレッサ」も高い人気を得ていますが、特に「LFA」のオーストラリア市場価値は、一時1億円を超えたこともあった位に高貴でした。

いま現在は少し値段も落ち着いて7,000万円程にて取引されることが多いそうですが、それでも日本での新車販売価格は3,750万円ですから、2倍近くのプレミア価値がついていることになりますし、投機目的として頻繁的に売買されているのも納得はできます。

~過去にインドネシアではこんな問題も~

インドネシアにて、日産の大人気スポーツモデル「スカイラインGT-R BNR33/BNR34」やフォード「マスタング」の中古車が押収・摘発された模様。

地元ニュースの情報によると、これらの中古車モデルがシンガポールからインドネシア(リアウ諸島バタム市を経由)バタム市バタムセンターにあるトランスバタム社の倉庫にて密輸されたとのことで、それを不審に思っていた密輸捜査を主に担当する合同捜査チームが確認を行ったところ3台を発見した模様。

更にその中の2台が北ジャカルタ市タンジュンプリオク港にまで密輸されていたことも明らかとなりました。

これらのモデル以外にも更に超高額とあるフェラーリやポルシェも同一のコンテナを使用して北ジャカルタ市のタンジュンプリオク港へと既に密輸されていたとのことで、これらについても引き続き調査が進められているようです。

今回「スカイラインGT-R」が密輸された理由としては、インドネシアでは中古車の輸入が認められていないため(厳密には商業大臣令の公布内容には、中古材リストに自動車が掲載されていない)、今回のように密輸することで高額値で売却することが目的だったのだそう。

インドネシアでは、「スカイラインGT-R BNR34」の平均相場が約750万円を超えていて、条件の良い個体であれば900~1,000万円に到達する可能性も十分にあるようです。

なお、日本の中古車サイトGLOBAL AUTOさんでも、数多くの「BNR34」が販売されていますが、668万円~758万円となっていて、それ以外は要応談か売切ればかり。
売切れの理由としては、おそらく購入した人のほとんどが投機目的だと考えていて、今後更に高騰するであろう時期を狙って転売するものと予想しています。

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