被害は意外と拡大していた…ダイハツのフルモデルチェンジ版・新型「タント/タント・カスタム」のエンジン始動不具合に関する問い合わせ多数。どうやら同じ被害を受けているオーナーも多いようだ

2020-05-27

~どうやらこの不具合は想像以上に多く発生しているかもしれない~

以前、当ブログにてご紹介したダイハツのフルモデルチェンジ版・新型「タント/タント・カスタム」に関するエンジン始動の不具合について、私が所有する新型「タント・カスタム」でも同様の問題が発生しているという内容をご紹介しましたが、この内容が相当な反響を頂いたようで、当ブログ宛てに新型「タント」を所有するオーナー様から問い合わせをいただき、納車して数日経たずにエンジンが始動しないといった連絡も複数件いただきました。


~結局このエンジン始動の不具合は何が原因だったのか?~

既に自動車情報誌マガジンXさんでも、新型「タント」のエンジン始動不具合に関する調査を進めているのですが、その調査内容に記載されているものを参考にさせていただくと、エンジン始動不具合の詳細は以下のダイハツ広報の回答の通りとなっています。

当社は、品質向上活動の一環として、市場からお客様の声を収集しており、日々の品質改善活動に有効活用しています。今回ご指摘の新型タントで一時的にエンジンが始動しなくなる不具合についても、すでに市場から情報を入手しており、生産者の改善のみならず、お客様からのお申し出にタイムリーに対応できるよう改善プログラムを用意しています。お申し出に基づき、当社の故障診断機を用いてプログラムの書き換えが可能ですが、その過程において、ご心配のスマートアシストのカメラ調整等の作業は必要ありません。

不具合の原因は、エンジン始動時に特定のタイミングで偶発的に電気的ノイズが重なった場合、イモビライザーの通信が停止してしまい、一時的に始動できなくなるというものです。

現在のところ、不具合の発生が極めて限定的であることから、市場措置を注視しています。

via:マガジンX

前回のブログでもお伝えしましたが、私の母がメインで活用している新型「タント・カスタム」でもエンジン始動の不具合が複数回発生しており、すぐさまダイハツ・ディーラに点検依頼しましたが、確かにプログラムの再設定という説明は受けたものの、どうして今回のような不具合が発生したのか?という情報は教えていただけなかったとのこと(このとき説明を受けたのは私ではなく母だったので、とりあえず納得はした模様)。

そしてこういったエンジンが始動しなくなるという問題についても、複数の読者様(新型タントのオーナー様)からも不具合が発生していたというご報告と、そのあとのディーラの対応についても細かく教えて頂いたのですが、そのほとんどが詳細を教えてもらわなかったとのことでした。

~何と新型「タント」以外に同じエンジンを搭載するモデルでも同様の不具合が?!~

新型「タント」は、既に数万台を売り上げる大ヒットモデルではありますが、市場に出ているものも含めたら、相当な数の市場措置(リコールや改善措置など)を施す必要があると思うのですが、ディーラ側は今のところその予定は(メーカから)聞いていないとのことでした。

言い方は悪いかもしれませんが、おそらくこのまま何も起きなければ、見て見ぬふりをしてしまう恐れもあるかもしれませんし、新型「タント」を所有するオーナー様に対して積極的にプログラムを更新する通知を行わないのもかなり残念なことではありますね。

そしてこの問題は、どうやら新型「タント」に限らず、同じKF型エンジンを搭載している「ハイゼット」でも同様のことが頻繁的に起きているそうです(これもオーナー様からの問い合わせで発覚)。
もしこれが真実ならば、KF型エンジンを搭載するほとんどのモデルが対象となる恐れもあるわけですし、この辺りはダイハツも細かく調査していく必要があるのではないか?と思ったりしますね。

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