【アウディ離れが加速?】(米)アウディの2019年販売台数が224,111台で前年比+0.4%増。ただし競合のBMW/メルセデスベンツ/レクサスよりも少ない台数に

2020-05-27

~日産並みの販売台数減を予想していただけに、2019年は意外にも好調ではあったようだ~

アメリカ市場を拠点とするアウディUSAが、2019年の販売台数を発表。
2019年の年間販売台数としては、僅かではあるものの前年比+0.4%増となる224,111台を記録し、しかしながらもドイツ御三家メーカ(BMW:324,826台/メルセデスベンツ:316,094台)の中では圧倒的に少ない販売台数を記録。
更には、北米レクサスの年間販売台数の298,114台よりも少ない結果となっているため、本格的な”アウディ離れ”が加速しているようにも見えますね。

なお、車種別での販売台数をチェックしていくと、最上位ハイパフォーマンスモデルの「R8」は僅か574台しか売れておらず、前年比-38%減となる需要の大幅な低下が見られていますね。

これまで更なるハイパフォーマンスの登場や、ハイブリッドシステムの搭載に関する噂などが大きく広がった影響もあって、やはり既存プラットフォームやエンジンの流用というのは、購買意欲を大きく阻害することにつながってしまったのではないかと考えられますね(あとは車両本体価格の大幅な値上がりも影響していると思う)。


~車種別で見ていくと、SUVに大きく依存せずにバランス良く売れてはいるようだ~

一方で、ベイビーR8ともいわれる2ドアスポーツクーペ「TT」に関しては、1,324台と前年比+3%増とわずかにアップ。
もちろん、このモデルの派生版である「TT S/TT RS/TTロードスター」もすべて含まれています。

続いてSUV部門を見ていくと、前年比-7%減となる34,649台ではあるものの、全体で見てみると大きな支柱になっていることは確か。
例えば新型「Q8」の2019年の販売台数は、14,256台と驚異的な売り上げを見せ、前年比+603%を記録。
よりコンパクトな主要モデルとなる「Q5」に関しては、前年比-4%減ではあるものの、それでも67,516台を記録しています。

その他セダン部門については、「A6セダン/A8セダン」がそれぞれ17,807台(前年比+69%増)/2,963台(前年比+85%)と好調な推移を見せるも、なぜか「A4/A3」といったファミリーモデルに関しては、それぞれ前年比-24%減/-43%減を記録。
そして大きく注目されていたピュアEV仕様の「E-Tron」に関しては、価格帯の影響もあって5,369台にとどまっています。

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Reference:motor1.com