あのソニー新型ヴィジョンS(Vision S)の開発車両がスパイショットされる!確かソニーは「ヴィジョンSの生産予定はない」と語っていたはずだが?

未だ謎の多いソニー新型ヴィジョンS

2020年1月に世界初公開され大きな話題となったソニー新型ヴィジョンSセダン(Sony New Vision-S Sedan)ですが、元々このモデルは2021年1月時点で「生産予定のないクルマ」とされていましたが、なぜか同年5月末に開発車両がスパイショットされています。

コンセプトモデルとして発表された当初に比べて、今回初スパイショットされた開発車両ではいくつかの変更が加えられていますが、一体どのような仕上がりになっているのか?早速チェックしていきましょう。


基本的にはキープコンセプトの新型ヴィジョンS

早速ソニー新型ヴィジョンSの開発車両をチェックしていきましょう。

ボディスタイルはコンセプトモデルと同じ4ドアセダンスタイルで、全体的にスタイリッシュでクーペライクなスポーティセダンといった印象でしょうか。

フロントマスクについては、テスラ・モデルS(Tesla Model S)やポルシェ・タイカン(Porsche Taycan)のようなグリルレスバンパーを採用しつつ、スタイリッシュで切れ長なヘッドライトが特徴的。

そしてフロントフェンダーのベント部分が縦長に変更され、より空力を考慮したエクステリアにまとめられています。

ヘッドライト周りも先進的でピュアEVモデルならではのトレンドデザインに

正面から見てみるとこんな感じ。

LEDデイタイムランニングライトは、近年のピュアEVモデルにて見られる”フロントバンパーを横切る”先進的な一文字風デザインで、この点はキープコンセプトで完成度も高そう。

そしてサイドビューはこんな感じ。

クーペライクでフラットな面を見せず、トップルーフも滑らかな流麗スタイルを採用しています(ちょっとアウディのSportbackっぽい?)。

足もとのアルミホイールはブラックのシングルスポークタイプで、レッドのブレーキキャリパでよりスポーティな印象を与えています。

先進装備やソニーの得意とするスピーカーにも力が入る!

リヤビューはセンター直結式の一文字LEDテールランプを採用しています。

この他の、新型ヴィジョンSはソニーのSafety Cocoonテクノロジーを採用していて、車両の周囲360度を監視できるセンサーが多数盛り込まれているとのこと。

これにより、アダプティブクルーズコントロールやセルフパーキングシステム、車線変更といったレベル2相当の先進運転サポートが搭載されます。

なおソニーは、レベル4相当の半自動運転技術を開発することが目標になっていて、更にはソニー得意のサウンドシステムにおいても360 RealityAudioテクノロジーを駆使することで、これまでにない圧倒的な音質を提供すると説明しています。

とはいえ、先述にもある通り「生産予定のない車」でのテスト走行が行われているわけですが、なぜこのタイミングでテスト走行を実施しているのか…謎は深まるばかりです。

コンセプトモデルとして発表された当初のヴィジョンSセダンはどんなデザイン?気になる続きは以下の次のページにてチェック!