これまでに衝撃を受けた改造モデル。ランボルギーニ「アヴェンタドールSV」風の軽トラ、「ガヤルド」をベースにしたフォード「マスタング」の改造車等

2020-05-27

~軽トラでここまでランボルギーニ愛を表現した改造モデルは存在しないだろう~

当ブログでは、これまで数多くのカスタムカーや改造車をご紹介してきましたが、その中でも個人的に衝撃を受けた過激カスタム(改造)モデルをご紹介。
完成度云々というよりも、そのオーナーの拘りと情熱が伝わってくる個体をメインに取り上げていきますが、いずれも中々に変態的なモデルばかりとなります。

まずは国内某所にて、何とも完成度の高いランボルギーニ「アヴェンタドールSV」風の軽トラが目撃に。
ランボルギーニ特有の刺々しいアグレッシブなフロントデザイン(“カメムシ”がモチーフ)を再現した個体であり、ブラックのツートンに仕上げられたフロントスプリッターとサイドスカート、そしてリヤディフューザーにレッドカラーのディテールアクセントが加えられ、全く抜かりの無いカスタム内容となっています。


~真正面から見てもランボルギーニとわかってしまうほどの存在感~

正面からのデザインはこんな感じ。
フロントスプリッターの材質はカーボンファイバ調。
マット系ではなくグロスカーボンを意識したテープだと思われます。

リヤに至っては、ランボルギーニ特有の傾斜を設けたストレート式のエンジンベイ(この辺りは「ガヤルド」のデザインを踏襲?)や、カーボンファイバ風リヤウィングも装着され、更にはリヤテールランプと中央出しマフラデザインまでも「アヴェンタドール」ないしは「ムルシエラゴ」を取り込んでいるようにも見えますね。

真後ろから見てみるとこんな感じ。
リヤディフューザーのアグレッシブなデザインはまさしく「アヴェンタドールSV」風ですが、こちらのオーナーさんは相当にランボルギーニが好きな方なのだと思いますね。
ここまで大胆なカスタムを施すとなると、軽自動車1台分では抑えることのできないほどのカスタム費用がかかっているのではないか?とも思ったりします。

~まさかランボルギーニをベースにしたマッスルカー仕様が登場するとは…~

続いては、2019年1月に開催されたバレット・ジャクソンオークションにて、フォード「マスタング」…?的な謎の個体が出品されました。
実はこの個体、パッと見では2007年式のフォード「マスタング」に見えますが、中身はランボルギーニ「ガヤルド」というとんでもない組合わせで(見た目ランボルギーニで中身がフォードなら何となくわらかんでもない)、その改造費用は総額7,900万円にも上るのだとか。

完全に「誰得?」と言わんばかりの改造モデルですが、搭載されるエンジンはもちろんアウディ製の排気量5.0L V型10気筒自然吸気エンジンをミドシップに搭載し、トランスミッションは6速eギアを採用。
駆動方式は「マスタング」の象徴ともいえる後輪駆動(FR)…ではなく四輪駆動(AWD)で、アンチロックブレーキとフロントリフターが標準装備されています。

走行距離は、約4,100kmと非常に少ないですが、この僅か4,000kmで相当エンジンに負荷をかけているのだとか(空ぶかしとかドラッグレースとか…)。

この個体の改造には、ポルシェ「911ターボ」にも搭載のインジケータやスチールフェンダーフレア、ロッカーモールディングを含む様々なパーツを流用することで「マスタング」の外観を製作。
リヤデザインについては、リヤテールランプが何故かランボルギーニ「ガヤルド」という手抜き感。この辺りのちょっとした”手抜き感”をアメ車風にしたかったのかもしれません。

インテリアはモロにランボルギーニ「ガヤルド」のダッシュボードとセンターコンソール等をそのままにしていますね。
オプション装備のアルカンターラヘッドライナーやドアパネル、ライト付きシルバープレート等もしっかりと装備され、高級感に加えてスポーティ感もしっかりと両立しています。

なお、この個体の名称は「マスタング(Mustang)」×「ガヤルド(Gallardo)」を組合わせた「Mustardo(マスタード?)」か「Gallang(ガヤラング?)」にするかと思いきや、ランボルギーニの創設者であるフェルッチオ・ランボルギーニ氏が、当時トラクターを製造してことを意味する「Tracttori」に敬意を表した特別なネーミングになっています。

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