遂に来た!フルモデルチェンジ版・ホンダ新型「フィット4」の主要諸元(ボディサイズや燃費)の詳細が明らかに。まずはハイブリッドモデルのe:HEVから見てみよう

2020-05-27

~ようやく新型「フィット4」の主要諸元がチェック可能に!~

いよいよ2月14日の発売まで1か月を切ったホンダのフルモデルチェンジ版・新型「フィット4(Honda FIT 4)」。
遂にこのモデルの主要諸元の詳細が明らかになったとのことで、早速今朝ホンダディーラに訪問し、その情報を公開していきたいと思います。

かなり細かい内容になっていますので、記事は「ハイブリッドモデルのe:HEV」と「ガソリンモデル」の2種類に分けてお届けしたいと思います。

▽▼▽ガソリンモデルの主要諸元はコチラ!▽▼▽

今回は、皆さんがとても気になっているであろう[e:HEVのハイブリッドモデルの主要諸元]を公開。
競合となるフルモデルチェンジ版・トヨタ新型「ヤリス(Toyota Yaris)」に比べてどれだけ燃費差があるのかも要チェックです!

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~グレードのおさらいも含め、まずはボディサイズを見ていこう~

それでは早速、主要諸元をチェックしていきましょう。
まずは新型「フィット4」のボディサイズですね。

このモデルでは、それぞれのライフスタイルに合わせて「BASIC(ベーシック)/HOME(ホーム)/NESS(ネス)/CROSSTAR(クロスター)/LUXE(リュクス)」と5グレードにて分けられており、その中でもデザインやサイズが大きく異なるのがSUVテイストのCROSSTAR(唯一の3ナンバーモデル)となっています。

基本的には、CROSSTAR以外は同じボディサイズになりますが、新型「ヤリス」とどれだけ異なるのかも含めて見ていきましょう。

【主要諸元①】
[ボディサイズ]
全長:3,995mm

全幅①:1,695mm(CROSSTAR以外)
全幅②:1,725mm(CROSSTARのみ)

全高①:1,515mm(BASIC/HOMEのFF)
全高②:1,540mm(NESS/LUXEのFF)
全高③:1,545mm(CROSSTARのFF)
全高④:1,540mm(BASIC/HOMEの4WD)
全高⑤:1,565mm(NESS/LUXEの4WD)
全高⑥:1,570mm(CROSSTARの4WD)

ホイールベース:2,530mm

トレッド前:1,485mm(CROSSTARは1,495mm)
トレッド後:1,475mm(CROSSTARは1,485mm)

最低地上高①:135mm(BASIC/HOME/NESS/LUXEのFF)
最低地上高②:160mm(CROSSTARのFF)
最低地上高③:150mm(BASIC/HOME/NESS/LUXEの4WD)
最低地上高④:155mm(CROSSTARの4WD)

現行「フィット3」とのボディサイズ比較

まずボディサイズについてですが、現行「フィット3」の全長3,990mm×全幅1,695mm×全高1,525~1550mmに比べると全長は+5mmのみ延長され、全高は-10mm程低くなっている感じですね。
プラットフォームは基本的に流用されているので、車幅やホイールベースは全く同じなのですが、その分剛性を向上するなどの改良が施されているので、どちらかというと質感を高めている印象を受けますね。

新型「ヤリス」とのボディサイズ比較

また新型「ヤリス」の1.5Lハイブリッドモデルのボディサイズは、3,940mm×1,695mm×1,500mm~1,515mm、ホイールベース2,550mmとなっているため、新型「フィット4」が全長+50mmだけ長くなったという感じでしょうか。
意外にもそこまで大きく異なるサイズ感ではないことに驚きですね(多分後席の天井の高さや居住性では圧倒的に新型「フィット4」が上だと思う)。

現行「フィット3」&新型「ヤリス」との最低地上高比較

続いて最低地上高についてですが、これは現行「フィット3」と変わらないものの、意外にも新型「ヤリス」ハイブリッドモデルの145mm(2WD/E-Four共通)に比べて-10mm低いんですね。これは個人的に結構な衝撃でした。

そしてSUVテイストのCROSSTARに関しては、ハッチバックタイプに比べて最低地上高+25mm高くなりますが、その代わりとして、なぜか4WDになると-5mm低い155mmになるというのは謎なところですね。この点については担当セールスさんも「?」になっていました。

~新型「フィット4」の車体重量を見ていこう~

続いてはハイブリッドモデルの車体重量と客室内寸法を見ていきましょう。

【主要諸元②】
[車体重量]
BASIC(FF/4WD):1,180kg/1,250kg
HOME(FF/4WD):1,180kg/1,260kg
NESS(FF/4WD):1,200kg/1,270kg
CROSSTAR(FF/4WD):1,200kg/1,280kg
LUXE(FF/4WD):1,200kg/1,280kg

[客室内寸法]
長さ1,955mm×幅1,445mm×高さ1,260mm

現行「フィット3」との車体重量比較

まずは車体重量を見ていきましょう。
ざっと見ていくと1,180kg~1,280kgとなっていますが、これが意外にも現行「フィット3」の車体重量1,080kg~1,230kgに比べて、最大100kg重くなってるんですね。
おそらくはタイヤサイズやハイブリッドの電気モータなどの影響もあると思うのですが、これによって燃費にどれだけ影響を与えるのかが気になりますね(燃費は以下に記載)。

新型「ヤリス」との車体重量比較

そして新型「ヤリス」のハイブリッドモデルは1,050kg~1,180kgとなるため、「ヤリス」の最重量グレードが新型「フィット4」の最軽量モデルに相当することを考えると、やはり新型「フィット4」はプラットフォーム等の面でまだまだ改良が必要になってくるのではないかと思いますね(あくまでも重量にファクターを置いた場合の話)。

現行「フィット3」との客室内寸法比較

続いて客室内寸法についてですが、これは長さと幅が現行「フィット3」に比べて、それぞれ+20mm/+5mmと大きくなっていますが、高さは-20mmと低くなっていることを考えると、ちょっと天井の低さが際立つ可能性も高そう。
この辺りは実際に内見会にて座ってみないとわからないところですね。

新型「ヤリス」との客室内寸法比較

ちなみに新型「ヤリス」の客室内駿府は、室内長×室内幅×室内高:1,845mm×1,430mm×1,190mmと全体的に「フィット4」に比べて小さいことから、かなりタイトな印象を受けますね。

~新型「フィット4」のエンジンスペックや燃費などを見ていこう~

そしてここからが、皆さんお待ちかねのハイブリッドモデルのエンジンスペックと燃費、そして最小回転半径になります。

【主要諸元③】
[エンジンスペック]
エンジン:排気量1.5L DOHC i-VTECハイブリッド
最大出力:98ps/5,600rpm~6,400rpm
最大トルク:127Nm/4,500rpm~5,500rpm
モーター出力:109ps/3,500rpm~8,000rpm
モーター最大トルク:253Nm/0rpm~3,000rpm
動力用主電池種類:リチウムイオンバッテリー
燃料タンク容量/使用燃料:40L/レギュラーガソリン

[燃費(WLTCモード)]
BASIC(FF/4WD):29.4km/L / 25.6km/L
HOME(FF/4WD):28.8km/L / 25.2km/L
NESS(FF/4WD):27.4km/L / 23.2km/L
CROSSTAR(FF/4WD):27.2km/L / 24.0km/L
LUXE(FF/4WD):27.4km/L / 23.2km/L

[燃費(JC08モード)]
BASIC(FF/4WD):38.6km/L / 30.8km/L
HOME(FF/4WD):38.6km/L / 30.8km/L
NESS(FF/4WD):35.0km/L / 28.6km/L
CROSSTAR(FF/4WD):34.6km/L / 29.4km/L
LUXE(FF/4WD):35.0km/L / 28.6km/L

[最小回転半径]
BASIC:4.9m
HOME:4.9m
NESS:5.2m
CROSSTAR:5.0m
LUXE:5.2m

[足回り]
サスペンション(前/後):マクファーソン式/車軸式(4WDはド・ディオン式)
ブレーキ(前/後):油圧式ベンチレーテッドディスク/油圧式ディスク

現行「フィット3」とのエンジンスペック比較

まずはエンジンから見ていきましょう。
基本的にエンジンは同じですが、シングルモータからデュアルモータに変更されたことで、システム総出力は一気に大きくなっています。あくまで足し合わせただけになりますが、現行「フィット3」はシステム総出力140ps/システム最大トルク294Nmに対し、新型「フィット4」は207ps/380Nmとなっています(実際の数値は異なるのでご注意)。

新型「ヤリス」とのエンジンスペック比較

ちなみに新型「ヤリス」のハイブリッドモデルでは、エンジン出力91ps+モータ出力85.3psで約176ps、最大トルクトルク120Nm+モータトルク193Nmで約313Nmとなるため、トータル的には新型「フィット4」のハイパワーとなりますね。

現行「フィット3」との燃費比較

そして最も気になっていたであろう燃費についてですが、WLTCモードでは23.2km/L~29.4km/L、JC08モードでは28.6km/L~38.6km/Lとかなり優秀なスペックを誇ります。
現行「フィット3」はJC08モードのみの記載となりますが、28.0km/L~37.2km/Lと新型の方が若干の低燃費仕様に。

新型「ヤリス」との燃費比較

そして新型「ヤリス」との燃費比較においては、WLTCモードだけですと30.2km/L~35.6km/Lになるため、燃費の面ではかなり劣っているのが残念ではありますね。
但し、燃料タンクについては新型「ヤリス」が36L、新型「フィット4」が40Lとなるため、それぞれの航続距離を換算すると35.6km/L×36L=1,281.6km、29.4km/L×40L=1,176kmと100kmほどの差で収まっていますね。

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