フルモデルチェンジ版・ホンダ新型「フィット4(FIT4)」見てきた!コンパクトモデルとしての完成度はかなり高い!読者様から頂いた質問・要望にも回答

2020-05-27

~ようやく実物の新型「フィット4」を見ることができたぞ!~

さて、先日当ブログでもお伝えした通り、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型「フィット4(Honda FIT 4)」の内見会に行ってきました!
前回のブログにて、新型「フィット4」で見てきてほしい内容を募集したところ、50件を超える要望や問い合わせがありましたので、その内容をまとめつつ、以下のインプレッション・感想と交えながら回答していきたいと思います(かなりボリュームが多いのでご注意を)。

※本内見会では、携帯の持ち込み・撮影NGとなっているので、これまでの画像を再利用させていただきながら記載していきたいと思います。

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~今回展示されていたのは”HOME(ホーム)”と”LUXE(リュクス)”~

今回特別に出展されていたのは、最もオーダーされることが期待されるスタンダードグレードの”HOME(ホーム)”で、ボディカラーは新色となるプレミアムサンライトホワイト・パール(有料色+55,000円)、そして上位グレードの”LUXE(リュクス)”で、ボディカラーはプレミアムグラマラスブロンズ・パール(有料色+33,000円)の2車種となります。

いずれの個体も、東京モーターショー2019にて出展されたモデルということで、今後は発表日となる2月13日までに全国各都道府県を回って特別内見会を開くそうです(ホンダ曰く、こういった先行内見会を開催するのは非常に珍しいとのこと)。

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新型「フィット4」の内見会はシークレット。スケジュールは最寄りのディーラにてチェックしてみよう!

なお、本内見会ではホンダ技研の方もいらっしゃり、実際にお話もさせていただいたのですが、この内見会はオフィシャルにて行っているものではなく、あくまでも購入希望者や既にオーダーを頂いている人だけを対象に行っているシークレット展示ということで、今後どの場所でいつ展示するのか?については教えることができない、とのことでした。

ただ、日程が迫ってきたときに(おそらく内見会が開催される1週間前)各ディーラに内見会の案内を入れるとのことなので、もし新型「フィット4」が気になる方は、是非とも最寄りのディーラにてご相談してみるのも良いかもしれません。

~まずは”HOME(ホーム)”の内外装インプレッションをしていこう~

それでは早速、新型「フィット4」のインプレッションをしていきましょう。
まずは上の画像と全く同じモデルが展示されていたHOMEのハイブリッド(e:HEV)から。
ボディカラーは、今回より新色として登場したプレミアムサンライトホワイト・パール(有料色+55,000円)となりますが、私もこのカラーでオーダーしているのでかなり興味深く拝見させていただきました。

カラーを見た際の印象としては、光の加減によってゴールドっぽくも見える何とも不思議な色合いで、ちょっとマジョーラカラーっぽくも見える程。
光が差さないときには、ちょっと青色っぽくも見える感じで、ホンダが従来ラインナップするプラチナホワイト・パールとは全く異なる印象を受けました。

フロントフェイスについてですが、「フィット3」とは全く異なる非常にキュートな顔つきで、ホンダが裏コンセプトとして掲げていた”柴犬”のような愛嬌のある雰囲気と、どことなくルノーのようなフランス(欧州?)車っぽさもありましたね。

サイドのデザインについてですが、東京モーターショー2019にて出展されたHOMEは、足元が16インチのアルミホイールだったものの、今回の内見会では15インチの鉄チンホイールが装着されていました。

15インチのホイールデザインとしてはコレ。
樹脂ホイールキャップのデザインは中々に良い感じですが、更に内側から見えるブラックのスチールホイールの主張残念さは致し方ないところ(ブレーキディスクが見えないのも残念)。

リヤから見てみるとこんな感じで、トップルーフがブラックにも見えますが、実際にはボディカラーと同じホワイトでモノトーン仕様。
シャークフィンアンテナやルーフスポイラーはグレードに関係なくブラックになるようです。

サイズ感としては非常にコンパクトですが、トップからアンダーにかけて膨らむようなボディはワイド&ローような印象を受け、個人的にはどっしりとした感じで結構好み。
スポーティなホットハッチとまではいかなくとも、そういったスタイリングにも化けることができるようなポテンシャルを持っているようにも感じましたね。

トランクルームの実用度はどうだ?

トランクルームは非常に広々としていました。
ちなみにトランクのドアを開けるときは、オープン用のスイッチとロック用のスイッチが独立で設けられているので便利といえば便利。

トランク容量を確認することはできませんでしたが、深さもそれなりにありますし、普通に車いすなどを収納できるほどのスペースはあったかと思います(ただしゲートフレーム下部とトランクの底面に段差があるので、トランクから降ろす際は車いすが当たらないように注意が必要)。

インテリアの質感やシートの触り心地、車内の快適性はどうだ?

続いてはインテリアですね。
パット見での印象はとにかく上質。
ホワイトの部分は合成皮革となりますが、スタンダードグレードでここまで贅沢に合成皮革を使用するのも凄いなぁというのが正直な印象でした。

実際に乗り込んでみると、サイドシル部分の幅があるからなのか、足から入り込んでシートに座り込むまでにちょっと距離があるので、身長が低めの方はちょっと乗り降りがしにくいかもしれません。

実際に座ってみての印象としては、HOMEのシートは体と接触する部分がファブリックで、その他のサイドやシートバックが合成皮革のコンビシートとなっていますが、ファブリックはかなり柔らかめ。合成皮革部分はかなりカタかった印象を受けますね。
この後LUXEの本革シートのインプレッションも記載しますが、個人的には本革シートの方が少しカタめで好みでした。

そして室内空間についてですが、身長180センチぐらいの私でも、シートを一番下まで下げなくても天井に当たらないのは非常にありがたいですね。
コブシ1.5個分ぐらいの余裕はありますし、シートを一番下まで下げれば更に余裕が生まれます。

小柄な男性・女性でも運転席の視界は良好?

そして今回の内見会では、嫁さんや子供たちも連れていった行ったのですが、嫁さんが実際にシートに座った際の感想としては、身長が低くても視界はとても良好で、特にAピラーが極細になったことで全体を見渡しているように感じるとのこと。
そしてワイパーが隠れて見えないようになってる上に、ダッシュボードがフラットになったことでフロントボンネットの距離感もつかみやすとのことでした。

仮にもうちょっと身長が低かったとしても、シートは前後のスライド、上下(特に上下のスライド幅はかなり広かった!)、背もたれの調整が可能性ですし、ステアリングも上下・前後のチルト&テレスコピックを装備しているので調整が非常に容易とのことでした。

あと、ステアリングホイールも3スポークではなく2スポーク式になっているので、ハンドルも取り回しも楽で、更には6時の部分にスポークが無いので足元がチェックできるのもありがたいとのことでした(そういった意味では2スポークステアリングホイールの評価は結構高い)。

女性にとってはとてもありがたいバッグ置き用のテーブルコンソール

あとはテーブルコンソールが新たに設けられ、セカンドバッグやトートバッグが上手く乗っかりますし、運転中に肘がバッグに当たらないというところも非常に好印象を持っていましたね。

センターコンソール周りの質感もまぁ高いこと。
電動パーキングブレーキやオートブレーキホールドスイッチも搭載されていますし、シフトノブにはシフトブーツ付き、全く質感の見劣りがない感じですね。

後席スペースはかなり広々。窮屈さを感じさせないコンパクトカー

続いては後席を見ていきましょう。
後席もかなり広いですね。
後席の入り口は、そこまでサイドシルも太くないので、乗り降りはし易かったです。
私が座っても全然窮屈じゃないですし(天井に頭が当たらないのも感動!)、膝先が運転席側のシートバックに当たらなかったので少し足ものばせました。

子供も実際に後席に座っていましたが、足元も広々としていて普通に足をのばしていました(かなり快適そう)。

ちなみに後席のシートベルトについてですが、両サイドの3点式が2つ設けられているだけで、中央のシートベルトは確認することができませんでした(チャイルドシート用の固定部分はトランク入り口の上部に2か所設けられていました)。
その代わりとして、格納式のセンターアームレストが設けられていますね。

あとはこんな感じで、後席のシートを前に倒したり、後席の座面を持ち上げる(チップアップ)ことで背の高い荷物や車いすを載せることも可能なので非常に便利ですね。

~続いては”LUXE(リュクス)”の簡易的な内外装インプレッションをしていこう~

さて、続いては上位グレード”LUXE(リュクス)”のハイブリッドを見ていきましょう。
ボディカラーはプレミアムグラマラスブロンズ・パールと非常に渋い色合いで、画像などで拝見したときは「ちょっとおじさん臭いかな?」と思いましたが、実車を見てみるとそんな感じでもなく、結構クールな感じでカッコ良かったですね。

そして少しわかりにくいですが、フロントフォグランプ周りのフレームはピアノブラック調のアクセントが効いていて、他のグレードではこうした高級感のあるアクセントは付けていないようです。
ブロンズカラーではわかりにくいと思いますが、ホワイト系やレッド系のボディカラーを選んだ場合は、ブラックのアクセントがかなり良い感じで際立つみたいですよ。

あとはサイドミラーキャップがLUXEだけシルバーメッキのアクセント付きとなるのですが、上半分がシルバーで、下半分がボディカラーとなるため、これは正直好みがはっきり分かれると思います(見方によってはチープにも見える)。

16インチアルミホイールは予想していなかったマットブラック仕上げ!

そして足元のアルミホイールですが、LUXE専用の16インチアルミホイールって、シルバーと”マットブラック”仕上げだったんですね。これは予想外でした。
実物のホイールデザインを見てみると、マットブラック部分が絶妙なアクセントでかなりカッコ良かったです。
他のグレードではマットブラックではないようなので、ある意味LUXEだけの特権かもしれません。

ドアの解錠はフロントのみ

そしてこちらはドアハンドル。
新型「フィット4」では、上の赤丸の通り全グレード共通でスマートセンサー付きのドアロック/アンロック式を採用しています(トヨタ「プリウス」等と同じ)。
ただ、これは運転席側と助手席側にしか搭載されておらず、後席ドアではロックと解除ができないのでご注意を。

内装の質感やシートの触り心地はどうだ?

そしてこちらがインテリア。
基本的なレイアウトや内容についてはHOMEにて説明しているので割愛しますが、とりあえず座り心地だけインプレッションしていきましょう。

シートはLUXE専用となる本革とファブリックのコンビシートを採用していますが、ファブリックの部分は柔らかい印象を受けるも、本革はそこそこにカタめでホールド感もしっかりありますね。

ただ、東京モーターショー2019等で展示されていたこともアリ、多数の方が乗り降りしたこともあってなのか…本革シートのヘタりやヨレが凄く目立っていたのが残念。
品質はそれなりに高そうに思えたのですが、このあたりは実際に乗ってみてレビューしてみないとわからないところですね。

今回私は、LUXE(4WD)ハイブリッドでブラックのインテリアを選択しているので、シートのヘタりやヨレはもちろんのこと、変色等(劣化)の細かいインプレッションも行っていきたいと思っています。

後席のシートのカタも中々にグッド。
子供や嫁さんも乗っていましたが、HOMEの柔らかいシートに比べて非常に満足げな表情をしていましたし、フロントシート同様に”包み込まれている”感じに思えたそうです。

以上が、新型「フィット4」内見会でのインプレッションとなります。
今回の内見会では、かなりの収穫がありましたし、特に自分がオーダーしたLUXEは中々の質感の高さだったので、納車が非常に待ち遠しいところ。

~気になる新型「フィット4」の納期は?~

そして、私がオーダーしたLUXE(4WD)のハイブリッドモデルですが、どうやら納期が相当に縮まったようで、3月上旬→2月15日にディーラに到着するとのこと(まさかの発売日翌日)。したがって、2月下旬までには納車できるとのことなので、予定よりも早くインプレッションが可能になると思います。

今年も全く雪が降らない分、2月に一気に降らないか非常に心配ではありますが、長距離移動での燃費計測やドライブフィール、給油、維持など余すことなく新型「フィット4」の情報を展開していきたいと思っていますので、検討されている方や気になる方は、是非とも定期的なチェックをよろしくお願いいたします。

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