これは恐ろしすぎる…WRCにて韓国・現代自動車(ヒュンダイ)「i20クーペWRC」が180km/hで事故する瞬間が公開。車両が宙を舞うほどの衝撃ながらもドライバは奇跡的にも自力で脱出【動画有】

2022-06-29

~開催されたばかりのモンテカルロラリーにて、衝撃的な事故が発生~

トヨタ「ヤリスWRC」やフォード「フィエスタWRC」、シトロエン「C3 R5」、フォルクスワーゲン「ポロGTI R5」も出場しているモナコでのWRC世界ラリー選手権モンテカルロにて、ラリーチャンピオンにも輝いたことのあるオット・タナク選出とマルティン・ヤルベオヤ選手が乗る韓国・現代自動車(ヒュンダイ)「i20クーペWRC」が、とんでもない高速クラッシュとなり余儀なくリタイヤとなりました。


~その事故内容は想像以上に強烈だった~

現地時間1月24日の午前に発生した今回の重大な事故ですが、「i20クーペWRC」は約180km/hというとんでもないスピードにて走行中、事故直前にギャップで腹打ちしてから体勢を少し崩してしまったのか…そこからコースを外して木に衝突するなどの大きな事故へと発展しています。

事故の衝撃により「i20クーペWRC」は完全に宙を舞う状態に…
ここから崖下へと落ちていきますが、奇跡的にもオット・タナク選出とマルティン・ヤルベオヤ選手は何とか自力で車内から脱出したとのこと。
命に別状はないとのことですが、すぐさま病院に運ばれ検査を受けている段階とのことです。

かなり衝撃的な事故ではありますが、まずは2人の命が無事であったこと、そしてこれだけの事故であったにも関わらず、2人の命を守った「i20クーペWRC」は安全面もしっかりと考慮された一台であることがわかりますね。
これが1980年代等の車両であった場合、同じような事故が発生していたら全く結果は変わっていたかもしれません。

~公道ラリーは主催側だけでなく地域の方々の協力もあって成立するイベントだ~

2020年に愛知県を中心としたFIA世界ラリー選手権・日本ラウンドとなる「Rally Japan 2020」が開催されますが、昨年のリハーサルにて愛知県の田舎道(SS2三河湖)を走行するトヨタ「ヤリスWRC」のオンボード映像が公開されました。

農村の方々のご協力の元、厳重な管理体制のなかで行われたリハーサル・ラリーですが、そのオンボード映像はかなり迫力のあるものになっていますね。

ただ、その一方で炎上目的として投稿したのかは不明ですが、とあるアカウントが今回のリハーサルに関して独自の意見をリツイートした結果、大炎上することに。
上のツイッターにもある通り、地方の農村山村とはいえ、日本の公道でのラリーか、、、正気の沙汰とは思えないなぁ。万が一人ができてきたら、まぁ跳ね飛ばし轢き殺しですなぁ。。戦うってなにに対して戦うんだろうね。それで事故って人を巻き込んだら、、って意味ないじゃん。とツイート。

~公道ラリーの恐怖を一番理解しているのはドライバであり主催側でもあることは周知の事実~

この方が言われていることは理解できないわけではないのですが、これはあくまでも農道を許可なく素人が走り回った場合の話であって、今回は農村の方々にもしっかりと事前に許可を得た上で、しっかりと管理・厳重な体制を整えた状態で行われたものであり、更にはプロのラリードライバによるリハーサルが行われたわけですから、”正気の沙汰”という表現は当てはまらないと思います。

限られた場所と時間の中で、地元住民の方々のご協力のもと、命を削ってでも2020年のFIA世界ラリー選手権に向けて調整を進めている姿は”戦っている”という表現が適していると思いますし、それを見届ける農村の方々との一体感も、この動画から確認できると思います。

オンボード映像という情報だけで、根拠のない憶測も交えたネガティブな意見がリツイートされたことは非常に残念ではありますが、その一方で実際のリハーサル現場では、畑へとコースアウトしクラッシュした車両もあったものの、畑の所有者からお昼ご飯が提供されたりと、みんなで助け合う姿が見られるといった何とも温かいシーンも目撃されているとのこと(ラリーは一方的なイベントではなく、皆さんの協力があって成り立つもの)。

危険と隣り合わせのラリーではありますが、会場を一つに盛り上がる素晴らしいイベントでもあり、その危険を一番理解しているのはドライバであり主催側でもあるわけですから、リハーサル含め、2020年に開催される「Rally Japan 2020」でも盛り上がっていけたら良いのではないかと思います。

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Reference:CARSCOOPS