スズキ新型「ジムニー・シエラ」が待望のインドデビュー!市販化の可能性の近い?!そうなると日本市場での納期は更に延期となる恐れも…?

2022-06-29

~どうやら本当にインド市場でも新型「ジムニー」が販売されるようだ~

さて、以前よりインドにて開催中のオートエキスポ2020にて、スズキの新型クロカンモデル「ジムニー・シエラ(Suzuki New Jimny Sierra)」がデビューしました。
以前より、「インド市場では登場する?登場しない?」と様々な憶測が流れていた新型「ジムニー・シエラ」ですが、Autocar Indiaの情報によれば、どうやら今後2年以内に発売される予定とのこと。

具体的な時期まではさすがに公開されていないものの、舗装されていない道の多いインドでは、既にジムニーファンが仮先行予約を行っているとのことで、発売前から長納期となることが予想されています(以前納期が2年以上待ちという情報が出ていたのはそういうことだったのか…)。


~インド市場で販売されれば、日本での納期もまた延びるのでは?~

今回で第4世代を迎える新型「ジムニー」ですが、インド市場では第2世代の「マルチ・ジプシー」として登場する可能性もあり、しかし発売するとの噂が流れる以前からインド市場での推定需要は低く除外されるという動きが見られていたため、実際に販売されることまでは検討されていなかったそうです。

しかし、今回のような非常に珍しい事態を受け、スズキとしても販売需要の向上を図る意味でもやらないわけにはいかず、以前より噂されている通り、インド・グジャラート工場にて国内生産並びに販売を行うことで自国以外の輸入関税を課さずに、破格の値段にて販売できることを示唆しています(つまり日本市場での納期の影響は全く受けない)。

現在「ジムニー/ジムニー・シエラ」は、静岡県の湖西工場にて製造されていますが、おそらく自国での生産能力をこれ以上向上させることは考えにくいでしょうし(あくまでも予算上の関係で)、そうなると品質・製造レベルはインド市場向けに合わせることになるので、日本市場にとっては非常に都合が良いのではないかと思いますね(これ以上日本市場で1.5年以上の長納期は迎えたくないのが正直なところ)。

~インド市場にて市販化されるのは乗用車タイプの「ジムニー・シエラ」~

ちなみにインド市場にて販売される「ジムニー」は、日本市場でいえば乗用車モデル「ジムニー・シエラ」になることが決定しているそうで、車格は全長3,480mm×全幅1,645mm×全高1,720mm、ホイールベース2,250mm、最低地上高は210mmとなります。

そしてその独特の形状ともいえる丸型フロントヘッドライトや直立したAピラー、エッジにドリップレールを備えるフラットなルーフ、過激なフレアフェンダー、角張った箱型ボディ、バンパーに埋め込まれたリヤコンビネーションランプ、そしてインテリアには水平基調のダッシュボードや立体的なハウジングを備える機器類等は、競合他車を全く寄せ付けない程に個性的で、スズキが一切競合に媚びない独自路線で勝負を仕掛ける本気の一台となっています。

装備内容としては、LEDプロジェクターヘッドランプやヘッドランプウォッシャー、15インチのダークメタル合金ホイール、7インチタッチスクリーンインフォテイメントシステム、オートエアコン、クルーズコントロール、6つのエアバッグ、ESP、デュアルセンサーブレーキサポート、車線逸脱警報、昼ホールドコントロール、ヒルディセントコントロール、TPMS等が標準化されます(日本市場で言えば”JC”相当)。

気になるパワートレインは、排気量1.5L K15B直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力101ps/最大トルク130Nmを発揮。
トランスミッションは5速MT/4速ATの何れかから選択が可能となっています。

ちなみに競合モデルとしては、マヒンドラの次世代「タール」やフォースの次世代「グルカ」が対象となっているそうです。

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Reference:IndianAutosBlog