フルモデルチェンジ版・スズキ新型「エスクード」はこうなる?5スロットグリル採用でインド風、フロントロアグリルはトヨタ新型「RAV4」っぽい?

2020-05-27

~スズキの次期モデルは少しずつインド仕様へと切り替わっていく?~

via:https://spyder7.com/

以前、スズキのコンパクトクロスオーバーモデル「エスクード(Suzuki Escudo)」が、具体的な時期は不明ながらも近々フルモデルチェンジを果たす?との噂が浮上していましたが、国内自動車サイトResponse(Spyder7)でも、同車の新情報に加えて完成予想レンダリングを公開しています。

インド市場では「ビターラ」という名称にて販売され、細かなマイナーチェンジや一部改良が施されているため、デザインも少しずつ変更されているようですが、日本市場では特に大きなデザイン変更が施されることはありませんでした(大きな変更といえば、2017年7月に1.4L直噴ターボエンジンが追加され、2018年10月に1.6Lエンジンが廃止されたぐらい)。

そして今回、フルモデルチェンジによってプラットフォームの改良やデザイン性の変更が施され、フロントマスクなどが一新するとのことですが、今回Spyder7が公開したレンダリングを見ていくと、先日一部改良を施した新型「イグニス(Ignis)」同様にフロントグリルには5スロットグリルを採用することで、かなりインドチックな顔つきに変化していることがわかりますね。


~アグレッシブながらもどことなくトヨタ「RAV4」っぽくも見えるオフロードSUV~

via:https://spyder7.com/

改めてSpyder7が作成した完成予想レンダリングを見ていきましょう。
先述の通り、フロントグリルは5スロットタイプを採用していますが、直下にあるフロントロアグリルは、どことなくトヨタのキーンルックグリルにも見え、新型「RAV4」を想起させるものがありますね。

ちなみにこちらがトヨタ新型「RAV4(Prime)」。

あとはフロントヘッドライトが、水平基調の5スロットグリルに沿うような形で両サイドに設けられ、かなり釣り目でアグレッシブな顔つきに変化(更に二眼式のLEDヘッドライトを搭載)。

ボディスタイルを見ていくと、Aピラーからルーフにかけて下っていくようなラインは、近年のトレンドスタイルにもなっているクーペSUV風で、おそらく国内市場だけでなく海外でも販売していくグローバルモデルであることを想定してのスタイリングなのではないかと推測。
足回りのフェンダーモールについても、そこまで過度にプロテクタパーツを使用するわけではなく、あまりチープも見せないようにしているところもグッド。

~ボディサイズはそこまで変化なく、エンジンはマイルドハイブリッド搭載の準備も控えている?~

なおプラットフォームについては、以前自動車情報誌ベストカーが報じた内容を参考にさせていただくと、現行同様にモノコック構造を継続しながらも改良を加えることで全長や全幅、そして全高を大きくすることで、より快適性とダイナミック性を向上させるとのこと。
具体的には、全長4,200mm(+25mm)×全幅1,780mm(+5mm)×全高1,620mm(+10mm)となり、ホイールベースは変わらずの2,500mmとなり、しかし車体重量は極力変わらない内容に仕上げてくるそうです。

パワートレインについては、現行と変わらない排気量1.4L 直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力136ps/最大トルク210Nmを発揮するとのことですが、もしかすると将来的にマイルドハイブリッドが搭載される欧州市場向け「スイフト・スポーツ/エスクード/SX4 Cross」同様に、日本市場向けの新型「エスクード」でもマイルドハイブリッドが採用されるのではないか?と予想しています。

~フルモデルチェンジで更にイメージを確立することができる?~

気になる価格帯については、現行モデル約271万円に対し、+9万円アップの280万円にて発売されるのではないか?と予想されています。

なお競合モデルには、トヨタ新型「C-HR」やホンダ新型「ヴェゼル」といった売れ筋どころと真っ向勝負になるそうですが、デザイン性や装備内容、先進性、安全性、価格帯を見ると中々優位に立てる部分は少ないですが、個人的にはオフロード性を高めたコンパクトクロスオーバーというジャンルを確立すると、更に注目度を高めることができるのではないか?と考えています(新型「ハスラー/ジムニー」もオフロードやアウトドアのイメージを確立している)。

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Reference:Response