あのカナダのスーパーカーメーカー・フェリーノが、2020年末に更なるクレイジーグレードの「CB7+」を発表へ。もちろんサイドミラーの位置もとんでもないところに配置

2020-05-27

~既にクレイジーなモデルを発表しているのに、年末には更にクレイジーなモデルを発表するようだ~

以前、カナダのスーパーカー新興メーカーであるフェリーノが、全く新しい公道スポーツモデルとなる「CB7R(Felino CB7R)」を世界初公開したことをお伝えしましたが、2020年末を目標に、洗練されたエアロダイナミクスカーボンボディキットを備えたエクストリームクーペ「CV7+」を発表することを明らかにしました。

現時点での詳細となる情報は明らかにされていませんが、ボディスタイルは公道スポーツモデル「CB7R」をベースとしつつも、おそらくレーシングモデルになるのではないか?との情報もあるそうで、見た目もほぼほぼカーボン尽くしのとんでもないデザインになることが予想されます。


~パワートレインはダッジ「バイパー」以上の大排気量エンジンを搭載するとの噂も~

パワートレインもまだ明確ではないものの、公道モデル「CB7R」のベースが排気量6.2L V型8気筒エンジンとアメ車並みの大排気量エンジンを搭載し、最高出力525hp/最大トルク659Nmを発揮(最高時速は325km/hに制限)。

更にオプションにて、排気量7.0L V型8気筒エンジンをラインナップしているそうで、こちらは最高出力700hp/最大トルク786Nmを発揮し、0-100km/hの加速時間は僅か2.9秒にて到達するとのことですが(最高時速は345km/h)、もしかするとレーシング専用モデル「Factory Five F9R」のように、排気量9.5L V型12気筒エンジンを搭載する?との噂もあるそうです。

ちなみにフェリーノ・カーズは、カナダの有名レーサーであるAntoine Bessett氏によって設立された新興メーカーで、先日発表された「CB7R」は、同社にとって初めて公道での使用が合法化された記念すべきモデル。
フェリーノ曰く「このモデルはスポーツカーを長年操作してきた経験豊富な顧客をターゲットにしたもので、更にはハイエンドスーパーカーセグメントの主要な国際メーカー、つまりはランボルギーニやフェラーリといったところを競合にした一台にしている」とのこと。

~改めて「CB7R」の新情報も含めて内容のおさらい~

ちょっとおさらいや追加情報も兼ねて「CB7R」の詳細情報をみていきましょう。
このモデルは、これまでにないドライビングエクスぺリエンスと感情を所有者にもたらすため、レーシングドライバの経験と感覚も交えて設計が施されているとのこと。
スタイリングとしては、クラシックな印象を持たせるフロントロングノーズ・ショートデッキタイプを採用しています。

足回りについては、エンジンスペックに関係なくフロント390mm(6ピストン)・リヤ378mm(4ピストン)のブレーキキャリパを採用し、前後重量バランスは50:50の理想的な配分を持ち、更に車体重量は僅か1,135kgとコンパクトカーよりも超軽量に仕上げられているとのこと。
また足元のタイヤホイールサイズについては、フロント245/40 R18・リヤ315/30 R18というクレイジーなサイズ感を持ちながら、ホイールベースは2,451mmと結構なショートサイズとなっています。

そしてこのモデルの一番の特徴?にもなっているのが、Aピラーとルーフの間にサイドミラーが設けられるところでしょうか。
左右の視認性を高めるものだと考えられますが、慣れるのにちょっと時間がかかりそう。

インテリアはこんな感じ。
かなりカーボンを使用していて、従来のステアリングホイールではなく、エンジンスタートやドライビングモードのセレクターを備えるレーシングステアリングホイールを装備。
そして走行モードには、「ドライ/ウェット/クレイジー」が設定されているとのことで、特にクレイジーはサーキットでの使用をおススメしているそうです。

シートベルトは6点式を採用しており、更にシート形状は顧客の体格に合わせて設計するとのこと。このあたりの特別感は前澤友作 社長もオーダーしたアストンマーティン「ヴァルキリー」に似たものがありますね。
ちなみに燃料タンクは56リッターとかなり少なく、燃費が3km/Lであれば満タン法で160kmぐらいしか走行できないという不便スペック。

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気になる価格帯は約3,020万円からと控え気味ではあるものの、オプション内容によっては約3,900万円~約7,170万円になるとのことです。

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Reference:Kolesa.ru