フルモデルチェンジ版・トヨタ新型「300系ランドクルーザー」について、遂にトヨタ・オーストラリア幹部がコメント「登場するにはまだ早すぎる。そして2025年までには…」

2020-05-27

~今まだ噂された内容や憶測は一体何だったのか?~

これまで様々な噂や憶測が飛び交ってきたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型「300系ランドクルーザー(Toyota New 300 Land Cruiser)」について、トヨタ・オーストラリアの販売及びマーケティング担当副社長であるショーン・ハンリー氏が遂にコメントしました。

海外の自動車ニュースサイトCarAdviceからのインタビューにて、ショーン・ハンリー氏は、「確かに300系ランドクルーザーの開発は進められているが、その話をするにはまだまだ早すぎる段階だ。ただ、オフロード性能やけん引力は現行モデルよりも高いトルクを発揮することは間違いない」とコメントしています。

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~本当に発売されれば3種類のエンジングレードがラインナップされる予定とのことだが~

自動車情報誌ベストカーでは、2020年内に登場すると断言していましたが、トヨタ・オーストラリア幹部のコメントとしては、年内に登場するとは一切回答しておらず、しかし「ランドクルーザー」は数多くのファンによって支持されているモデルでもあるため、トヨタブランドとしては間違いなく必要な存在であり、次期モデルの登場はかなり期待されていることは確か(但しオーストラリア市場と日本市場での販売時期が全く同じになるとも限らないので、もしかしたら日本市場が先行して発売となる可能性も十分にあり得る)。

具体的なスペックはまだ何も明らかにしていないものの、CarAdviceは前回のインタビューにて、2021年後半ごろに発売することが予定されており、更に現行モデルのV型8気筒ガソリン(ディーゼル)エンジンからダウンサイジング化されたV型6気筒エンジン+電気モータを組み合わせたハイブリッドシステムと、V型6気筒ディーゼルターボ、そしてV型6気筒ツインターボエンジンの3種類がラインナップされる予定と説明していました。

これについては何も変更や訂正もないことを考えると、本当に3種類がラインナップされる可能性が高く、しかし排ガス規制の問題からハイブリッドモデルを積極的に販売していく考えを持つことは間違いないと思われます。

そしてショーン・ハンリー氏は、「2025年頃までに、世界中のトヨタ/レクサスのラインナップモデルがPHVやハイブリッドといった電動パワートレインを採用することになる」と説明していることを考えると、ダウンサイジング+ハイブリッドという組み合わせはほぼほぼ濃厚なのかもしれません。

~前回同様にハイブリッドエンジンのベースはレクサス「LS500h」?~

そしてここからは予想されるエンジンの種類についてですが、Caradviceの考えによれば、ハイブリッドエンジンはレクサス「LS500h」に採用される排気量3.5L V型6気筒エンジン+電気モータを組み合わせたパワートレインが採用されるかもしれないとのこと。

そしてディーゼルエンジンについても、あくまで一つの可能性としてディーゼルターボエンジン+電気モータを組み合わせたディーゼルハイブリッドが設定されるかもしれないとのことで、この辺りはオーストラリア市場でも相当に期待が高まっているとのことです。

~なお年内発売を断言しているベストカー情報の詳細はどうなっている?~

ちなみに自動車情報誌ベストカーの情報によれば、新型「300系ランドクルーザー」のサイズ感においては、新世代プラットフォームの採用によりホールベースを若干延長させることで、2列目と3列目の足元のスペースに余裕を持たせ、より快適性を高める一台へと進化させる一方、ハイブリッド化による電動モータやバッテリの採用で車体重心を低くし、オフロード/オンロードにおいての走破性と走行性能を高めた一台になるとのこと。

また一部市場では、2列5人乗り仕様のラグジュアリーグレードや、3列8人乗り仕様のファミリー向けグレード等、ユーザーの要望に見合ったフラッグシップSUVとして更に幅を広げたモデルになるのではないか?とのことですが、これらのオフィシャル情報はまだ何も明らかになっていないので何とも言えないところ。

一応自動車情報誌ベストカーは2020年7月~8月にデビューすると報道していますが、先述のトヨタ・オーストラリア幹部の情報で間違いなければ、年内の発売の可能性は一気に低くなっているのではないかと思いますね(正直言うと私も年内に販売されるとは考えにくいと思っている)。

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Reference:Caradvice