アルファロメオ「ジュリエッタ」が2020年春に生産終了するとの噂が浮上。後釜となる新型「トナーレ/B-SUV」の登場でピンチを脱出する?

2020-05-27

~アルファロメオが売れるのは「ステルヴィオ/ジュリア」の実質2台のみ~

アルファロメオ唯一のコンパクトハッチバックモデルでもある「ジュリエッタ」が、2020年春頃より生産終了するとの噂が浮上しています。

アウディ「A3」のライバルモデルとなる「ジュリエッタ」ですが、現在このモデルを製造するカッシーノ工場での生産率を70%→40%へと減らしていると報じられ、2020年春以降「ジュリエッタ」の代わりとしてFCA(フィアット・クライスラー・オートモービル)は、マセラティのミドルサイズSUV「レヴァンテ」よりも下位グレードとなる新世代コンパクトSUVを製造するために利用するとのこと。

先述にもある通り、「ジュリエッタ」は当初アルファロメオの売れ筋モデルではありましたが、最近では売り上げが伸びずに苦戦状態。フルモデルチェンジや後継モデルが登場する予定もなく、既にアルファロメオのロードマップにおいても販売終了する計画になっています。


~既に話題性を呼んでいる「トナーレ」の登場が期待されている~

そんな中、アルファロメオの販売台数の手助けとなるであろう新世代コンパクトSUV「トナーレ」が6月24日に発表される?といわれていますが、実際のところ本当にこのモデルが登場するかは明確になっていないのが正直なところ。

アルファロメオは、「トナーレ」以外にも2022年にも別のBセグメントSUVモデルを発表する予定で、アウディ「Q2」やメルセデスベンツ「GLAクラス」をライバルモデルとする、非常に競争率の高い一台になると予想されます。

もしアルファロメオから「ステルヴィオ/トナーレ/BセグメントSUV」がラインナップされれば、「ジュリエッタ」のようなコンパクトハッチバックモデルの置き換えとして急速に変化する市場をけん引する力は十分にあると予想され、年々販売不振の続くアルファロメオの救世主になる可能性は十分に高いのではないかと思いますね。

~その一方でこんな過激なモデルが登場する?との情報も~

ちなみに、2020年6月24日にアルファロメオの最新コンパクトSUVモデルとなる「トナーレ」もしくはGT(グランドツアラー)モデルが登場する?という噂がある一方で、どうやら既存モデルとなるプレミアムコンパクトセダン「ジュリア・クアドリフォリオ」をベースにした、最強のハイパフォーマンスモデルとして登場することが濃厚になっているとのこと。

海外自動車ニュースサイトMoparInsidersによれば、BMW「M3」を競合としたパフォーマンス重視のプレミアムスポーツセダンとして登場する可能性が高く、更にはアルファロメオが1964年6月24日に設立して110周年を迎えるということで、これを記念する特別限定モデルとして、「ジュリアGTA」が登場すると言われています(台数は不明ながらも110台販売?)。

「ジュリアGTA」は、1963年~1977年に販売されたレーシングモデル「ジュリア・スプリントGTA」のことであり、特に”GTA”の”A”は、Alleggerita(軽量化された)を意味するため、今回の特別限定モデルも軽量化が施されるとのこと。

具体的には、トランスミッションにはMTが設定されたり、あらゆる部分にカーボンファイバパーツを使用することで20kgの軽量化が施され、更にはパワートレインもフェラーリから派生した排気量2.9L V型6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力503hp→620hp(+117hpアップ?!)を発揮し、トータルのバランスが大きく向上した究極の4ドアセダンになると言われています。

ただ、このモデルは世界限定販売ではなく、欧州市場限定での販売との情報もあるので、さすがにこの辺りは6月24日の創立記念日にならない限りは何ともいえないところですし、本当に登場するかも微妙なところではありますね。

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Reference:CARSCOOPS