スズキ新型「ハスラー/ジムニー」の中間的な立ち位置を狙うダイハツ新型「タフト・コンセプト」は7月上旬に発売するとの噂。なおスタッフマニュアルなどの先行情報は春頃に明らかに【動画有】

2020-05-27

~いよいよ市販化に向けて新型「タフト・コンセプト」の情報も具体化してきた?~

2020年1月に開催された東京オートサロン2020にて、ダイハツの新世代コンセプトモデル「タフト・コンセプト(Daihatsu TAFT Concept)」が世界初公開されましたが、このモデルが2020年7月上旬に登場するとの噂が浮上しています。

自動車情報誌ベストカーウェブによると、新型「タフト・コンセプト」の量産モデルは、6月の先行予約受注を開始後、7月上旬にデビュー(但し発売も同日とは記載していないため信憑性はちょっと微妙)するとのこと。

なお、東京オートサロン2020に参加された方が、実際にダイハツの開発担当に取材したところ、2020年春頃より各ディーラにスタッフマニュアルが配布され、そこから詳細となる情報が明らかになるとのこと。
価格情報などについては明らかにされていませんが、おそらくはベストカーウェブ同様に6月頃に明らかに、見積もりも同時開始すると思われます。


~新型「タフト・コンセプト」はスズキ新型「ハスラー/ジムニー」の良いところを持ち合わせた中間的な立ち位置を担う新しい一台~

なお今回発表される個体は、1970年代半ばから1980年代半ばまで発売されたスズキ「ジムニー(Suzuki Jimny)」のようなレトロチックなオフロード車で、今回その新世代モデルとして新たに復活することが期待されています(最近ダイハツは「ロッキー」の名を復活させたこともあり、今後は「ネイキッド/テリオスキッド」も復活する?との噂も)。

新型「タフト・コンセプト」は、”Tough&Almighty Fun Tool(タッチ&オールマイティ・ファン・ツール)”をコンセプトにした軽クロスオーバーモデルで、日常生活からレジャーまでアクティブに使える新感覚モデル。

オートサロン会場にいらっしゃったダイハツ開発陣のコメントによると、「タフトに直接的なライバルは存在せず、スズキ新型ハスラーのような柔らかい印象でもなく、新型ジムニーのような硬派なモデルでもない、その中間的な立ち位置を担う新たなモデルになる」とのこと。
おそらくではありますが、スズキ「スペーシア・ギア」の更なるアクティブ版に近いモデルになると予想される一方、ダイハツとしても独自のスタイルを貫くモデルとして発表したかったのかもしれませんね。

~新型「タフト・コンセプト」の内外装をインプレッションしていこう~

折角なのでおさらいも兼ねて内外装をインプレッションしていきましょう。
デザイン性としては、昨年10月の東京モーターショー2019にて登場したコンセプトモデル「WakuWaku」に近いものがあり、フロントヘッドライトやフロントバンパーは量産チックに変更されていますね(フロントエンドにはダイハツのエンブレムではなく”TAFT”を採用)。
ただ、ダイハツ開発陣のコメントによれば、「今回のタフト・コンセプトはあくまでも”コンセプト”なので、量産モデルはここから更にある程度の変更が加わる」とのこと。

少し角度を変えてみるとこんな感じ。
ボディカラーはオリーブグリーンに近いアウトドアスタイルのカラーを採用し、ブラックのプロテクタパーツを採用していて、この辺りはアグレッシブさとオフロード感を上手く表現しています。

サイドビューはこんな感じ。
良い感じで張り出したフェンダーはもちろんのこと、足元のアルミホイールデザインもゴリゴリで軍隊チックなところはグッド。
そしてトップルーフを見てみると、軽自動車としては非常に珍しいルーフレールを採用しているのも大きなポイントですね。

アルミホイールを近くで見てみるとこんな感じ。
四穴式でホイールサイズは15インチ、タイヤサイズは165/65R15を装着しています。

リヤデザインはこんな感じ。
かなりゴツくてクール。
リヤテールゲートのセンターメッキパーツで高級感を演出しています。
軽自動車クラスでここまでメッキアピールしてくるのも珍しいのではないかと思います。

~インテリアはオフロードっぽさの演出を高めてかプラスチックは多め~

ここからはインテリア。
まずは運転席側の内ドアパネルですが、基本的にはシボ調のハードプラスチックを採用し、レザーやファブリックなどは設定していませんね。
アウトドアを意識したモデルなだけあって、防汚対策としてハードプラスチックにてまとめているのでしょうね。

そしてこちらはインテリアシート。
おそらくシート素材は撥水ファブリックではないかと思いますが、ハニカムデザインや迷彩をあしらう辺りは中々にオシャレ。
オレンジのカラードステッチも非常に良いアクセントになってますね。

こちらは運転席周りとダッシュボード。
ところどころにオレンジのアクセントが入ったオーナメントパネルがアクティブ感を演出していますね(これは凄く良い)。

こちらは運転席周り。
エンジンスタータースイッチは右側のドリンクホルダー下に搭載。
エアコンの吹き出し口周りのオレンジがかなり良い味を出しています。

エンジンスタータースイッチの下には、クリアランスソナーやオートクルーズコントロールスイッチも搭載されていますね。

こちらは運転席側のメータ類。
加速度メータなどはアナログ針で非常にシンプル。
中央には4.2インチサイズと思われるTFTマルチカラーインフォテイメントシステムが搭載されています。

こちらはインパネ回り。
てっきりエアコンの吹き出し口周りすべてオレンジのアクセントカラーが追加されているのかと思いきや、センターの横向きの吹き出し口にはオレンジを設定しないという謎仕様となっています。
オートエアコンはかなりシンプルと言いますか、道具感を演出するために敢えてレトロにしているのかもしれません。

オートエアコン関係の下にはフロントシートヒータスイッチやスマートフォン充電用のUSBポート等が設定されていますね。

~軽自動車でも当たり前となってきた電動パーキングブレーキとオートホールドブレーキも標準装備~

そして一番の注目といっても良い電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能スイッチ。
これは現在ダイハツにてラインナップされる軽自動車では設定されていないので、おそらく市販モデルでも本格的に採用してくるでしょうね。

そしてこちらもかなり珍しいサンルーフ。
おそらくメーカオプション扱いではないかと思いますが、是非とも設定しておきたい装備だと思います(ただし車体重量が一気に重くなるので非力感は感じるかもしれません…)。

こちらは後席用の内ドアパネル。
フロントに比べて全く色味が異なっていますね。
オールハードプラスチックという潔さも中々に良いかもしれません。

リヤシートはこんな感じ。
フロントシートに比べてオレンジのカラードステッチが入っていないので安っぽさはありますが、十分なデザインではないかと思います。

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