これがメルセデスのトップグレード新型「AMG GT73」?過激なフロントフェイスとリヤウィングを採用した開発車両が目撃される

2020-05-27

~競合ポルシェ「パナメーラ」を猛追するAMGの大将~

メルセデスベンツのハイパフォーマンスブランドとなるAMGより、同社トップグレードモデルとなる「AMG GT73」と思われる開発車両が目撃されています。
”73”といえば、パガーニ「ゾンダ・シリーズ」にも採用された排気量7.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載した「SL73」以来の特別なバッジとなりますが、今回約20年ぶりにそのバッジが2020年後半ごろを目標に復活することになります。

ただ、厳密には排気量7.3L V型12気筒エンジンが搭載されるわけではなく、ダウンサイジングターボ化された排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムにより、排気量7.3L相当のパワーを持つと言われています。


~「GT63 S」がベースとなりながらもその表情とスタイルは更にアグレッシブに~

早速今回目撃されている新型「GT73」を見ていきましょう。
フロントフェイスにはカモフラージュが施されていますが、デザイン的には「GT63 S」とほぼほぼ同じのように見え、フロントグリルはAMG恒例のパナメリカーナグリルを採用。
更にはフロントインテークも大口化され、全体的にアグレッシブな印象を与える顔つきに仕上がっていますね。

リヤデザインはこんな感じ。
雪道でのテスト走行ということもあり、リヤバンパー全体的に雪が付いて見えにくくなっていますが、リヤテールランプは非常にワイドな印象を受け、その下には両サイド2本出しとなるクワッドエキゾーストマフラーでスクエア型のマフラーフィニッシャをインストールしています。

そしてこのモデルの特徴でもある自動格納式と思われるリヤウィングも装着され、雪道に限らず高速域でも高いパフォーマンスを発揮する走りを提供することが期待されます。

足元のアルミホイールは何とも洗車し難そうなマルチスポークタイプで、ブレーキキャリパはシンプルなシルバーでしょうか?
ボディカラーが非常にスポーティなブルーということもあって、足回りはちょっと大人しそうな印象を受けます。

~気になる「GT73」のパフォーマンスは?~

ちなみに今回発表される予定の新型「GT73」ですが、既存モデルの「GT63 S」と同じ排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンに加え、ここに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用することにより、更にパワフルなシステム総出力を得ることは間違いないでしょう。
そのシステム値は800hp以上と言われていて、最大トルクも900Nm以上(もしかしたら1,000Nmに到達する可能性も?)、そして0-100km/hの加速時間は3秒未満になることが期待されています。

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Reference:motor1.com