これで登場するのもアリ?メルセデスベンツAMGがポルシェ「718ケイマン GTS4.0」対抗のミドシップスポーツモデルを発表したら?というレンダリングが公開

2020-05-27

~意外にもメルセデスベンツからはリヤミドシップモデルがラインナップされていない~

メルセデスベンツのハイパフォーマンスブランドAMGがラインナップする上位モデルといえば、2014年より導入されたフロントにパワフルなツインターボエンジンを搭載した「AMG GTシリーズ」となりますが、この度海外の自動車ニュースサイトCarLifestyleチームが、ポルシェ「718ケイマン GTS4.0(Porsche 718 Cayman GTS4.0)」を意識したミドシップスポーツモデルをAMGが発表したら?というレンダリングが公開されています。

上の画像の通り、フロントマスクは「AMG GT」をそのまま流用していますが、その他のボディは「718ケイマンGT4」風のクーペスタイルと固定式リヤウィングを採用。
こうして見ると、ポルシェの角をとったようなスタイリングでもAMGと上手くマッチするんだなぁというのが正直な感想なのですが、リヤミドシップにエンジンを搭載するというのはちょっと想像がつきにくいですね。


~メルセデスベンツは敢えてポルシェとの競合を避けている?~

CarLifestyleチームによれば、「AMG GT」に搭載される排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンをリヤミドシップに搭載し、最高出力450hpを発揮するとのことで、以前発表された「718ケイマンGTS4.0」の排気量4.0L 水平対向6気筒エンジン(最高出力400hp)よりも優れたパフォーマンスを持つことになりますね。

もちろん、メルセデスベンツからは上のようなリヤミドシップモデルの市販化の予定は無いものの、ポルシェと十分に競うだけの技術力はあると思うので、個人的にはいつかは市販化してほしいと思うところ。
なぜポルシェと競合するようなモデルをラインナップしないのかは非常に謎ですが、その裏にはメルセデスなりの独自の考えがあって、敢えて今は競合モデルを販売していない可能性もありそうですね。

~「718シリーズ」をライバル視したモデルはロータスからも…?!~

ロータスは以前、最高出力2,000hpを発揮するフルエレクトリックハイパーカー「エヴァイヤ(Evija)」を発表しましたが、今度は新たなプラットフォームを採用する2ドアスポーツクーペ「エラン(Elan)」を発表するかもしれないとの噂が浮上しています。

今回登場するかもしれない次世代「エラン」ですが、元々は2013年に販売する予定だったものの、結局市販化を断念することとなりましたが、今回は中国企業であるGeely(吉利汽車)の多額の開発サポートも受けて、ポルシェ「718ボクスター」を圧倒するような一台となることが期待されています(ケイマンではないことを考えると、オープントップになる可能性が高い)。

~ボディサイズの拡大・機能性を充実化する一方、車体重量は最大限の軽量化が施される?~

なお、ロータス「エラン」は1962年~1975年、更には1990年~1995年まで販売されていましたが、当時市販化されたモデルよりもフットプリントサイズは拡大され、機能性も充実した上に軽量構造に焦点を合わせたロータスの精神に応える先進モデルになるとも言われています。

また先述にもある通り、主要ライバルとなるモデルはポルシェ「718ボクスター」やBMW新型「Z4」が対象になるとのことで、全く新しいプラットフォームを採用して、将来的にはフルモデルチェンジ版・新型「エリーゼ/エキシージ/エヴォーラ」にも流用していくことが予定されているとのことです。

まだまだ販売時期や詳細スペック、パワートレイン、主要緒元等も明らかになっていない新型「エラン」ですが、ロータスファンにとっては長年期待されてきた一台ですし、ロータスとしても新型SUVに加えてラインナップを拡大していきたい想いはあるはずですから、同社の新たな可能性を切り拓いてほしいところです。

☆★☆メルセデスベンツAMG関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:CarLifestyle