フルモデルチェンジ版・アウディ新型「A3」のティーザー画像が遂に公開!何とシートやカーペットにはペットボトル100本以上が再利用された超エコ仕様に

2020-05-27

~今後はこうしたリサイクルシステムを活用したモデルが多く登場するかもしれない~

いよいよその詳細が明らかになるであろうアウディのフルモデルチェンジ版・新型「A3」の最新ティーザー画像が世界初公開されました。

今回公開されたティーザー画像では、車内のパーツやカーペット、そしてシートなどにリサイクル用のプラスチックペットボトルが100本以上再利用されているとのことで、環境にも大きく配慮した一台になるとのこと。
しかも、こうしたペットボトルから出来上がった生地は、伝統的な織物と同等レベルの品質を保っていることを保証しているそうです。


~ペットボトルを再利用したことでシート本来のカタさや匂いがどうなるかが疑問~

さらにアウディは、リサイクルペットボトルとアウディが生み出した独自の技術により、イエローのコントラストステッチが含まれたトーションスチールグレーと呼ばれるデザインや、ロックグレーのコントラストステッチが含まれたブラックとシルバーのプル2トーンカラーといったカラーに設定できるそうです。

上のティーザー画像にもある通り、シートのメイン部分はファブリック製で、サイド部分は合成皮革もしくは本革タイプではないかと推測するものの、やはり最も気になるのはその座り心地や手触り、そして匂いがどういったものになっているかが気になるところですね。

新型「A3」の開発車両は、これまで何度か目撃されているものの、デザイン的には現行モデルから大幅な変更はない?とも言われていますが、それでもよりアグレッシブでシャープなLEDヘッドランプやワイドなシングルフレームグリルを採用し、シャープでワイド&ローなスポーツハッチバックスタイルをラインナップする予定となっています。

具体的なデビュー時期については、今のところ3月3日より開催されるスイス・ジュネーブモーターショー2020が濃厚?と言われているものの、その肝心のジュネーブモーターショーが、例の社会問題の影響で延期となる恐れもあるため、そうなるとデビューはオンラインもしくは時期を遅らせて発表してくる可能性があるかもしれませんね。

~実はフォード「エコスポーツ」にもペットボトルが大量に再利用されていた!~

フォードが販売する2代目のコンパクトクロスオーバーモデル「エコスポーツ(EcoSport)」。
2018年モデルとしてフェイスリフト版が販売されていますが、そのフロントフェイスがトヨタの新型ミドルサイズSUV「RAV4」に非常に良く似ていると話題に。

細かく見ていくと異なる部分は結構あるとは思いますが、フロントヘッドライトのハウジング形状や、フロントグリルデザインは結構似ていると言いますは…特徴を良く捉えているような印象を受けますね。

「エコスポーツ」にはペットボトルを上手く再利用した”エコモデル”

そんな「エコスポーツ」ですが、その車種名にもある通り意外と知られていない事実として、このモデル1台あたりに470個分の使い捨てペットボトルを再利用することで生成可能なカーペットが採用されています。

この技術は、2012年の2代目から採用されているとのことで、これまで500mLのペットボトルを6億5,000万個以上再利用。
もちろん、「エコスポーツ」に限らず1993年より販売スタートした「モンデオ」にも再利用されていて、このモデル分も含めると過去20年ほどでトータル12億本の500mLペットボトルを再利用してきたとのこと。

これについてフォードモーターカンパニーは、「消費者は、プラスチック容器をしっかりとゴミ箱に捨てるように意識を高めている。こうした意識を下げることなく、私たちはリサイクル及び再生可能な材料の割合を増やすことで、より良い環境を作り出していく必要がある。そのためにも、ペットボトルを活用したカーペットづくりは絶対に今後も必要になってくる」と説明。

ちなみに、ペットボトルから自動車用カーペットに変えるためには、ボトルとキャップを細かく裁断する必要があり、そこから260度に加熱して溶融することで、髪の毛1本分程の繊維が形成されるとのこと。
この繊維を複数により合せることによって糸のように紡ぐことが可能になり、一つのカーペットとして作り上げることが可能となっています。

【Turning plastic bottles into carpets】

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Reference:motor1.com