これは一体…?南アフリカにてブガッティ「シロン」ベースの謎のプロトタイプがテスト走行。噂の「シロンR」とは異なるワンオフモデルもしくは派生モデルか?【動画有】

2020-05-27

~ブガッティは数多くの派生モデルやワンオフモデルを発表する可能性も?~

以前、南アフリカのORタンボ国際空港にて、ブガッティ「シロン(Bugatti Chiron)」の更なるハイパフォーマンス仕様でレーシングに特化していると考えられる「シロンR」らしきモデルが目撃されていましたが、今回も同じ南アフリカにて謎の「シロン」ベースとなるプロトタイプモデルがテスト走行しているところを目撃されています。

現時点でこのモデルがどういったモデルなのかはわからないものの、フロントヘッドライト上部には謎のステッカーが貼付され、フロントスプリッターは従来モデルよりも張り出した形状になっていることを考えると、もしかすると空力特性に優れたモデルであり、世界限定40台のみ販売された「ディーヴォ(Divo)」や「シロンR」と同じ系統のモデルの可能性も高そうですね。


~従来「シロン」同様にかなりシンプルなスタイルのようにも見えるが?~

こちらはリヤデザイン。
リヤテールランプは従来と変わらずのセンターストリップタイプで、リヤウィングは非常にシンプルな格納式、更にマフラフィニッシャはセンター2本出しになっていることから「シロン」ベースであることがわかりますね。

なおブガッティCEOのステファン・ヴィンケルマン氏は、今後は「シロン」をベースにした様々な派生モデルを市販化していく考えを示していますが、今回目撃されている個体が派生モデルなのか、それともワンオフモデルなのかははっきりしていません。

~以前目撃された「シロンR」と思わしきモデルもおさらいしておこう~

ブガッティは以前、世界限定500台のみ販売の「シロン(Bugatti Chiron)」をベースに、更に「EB110」のオマージュモデルとなる世界限定10台のみ発売(その価格は約10億円)の「チェントディエチ(Centodieci)」を発表・発売したばかりではあるものの、今度は「シロン」をベースにした特別な派生モデルと思われる「シロンR」が南アフリカのORタンボ国際空港にて目撃されています。

以前、ブガッティがSNSにてティーザー画像を公開していましたが、そのモデルが今回目撃されたものだと思われ、ベールに包まれてはいるものの、フロントエンドの馬蹄型グリルや釣り目のフロントヘッドライトを見るからに、デザイン性は「シロン」と何ら変わらないと予想されます。

~但しそのスタイリングはかなりレーシーなため、コーナリング性能に特化した一台だと推測~

ちなみにこちらがサイドシルエット。
足元のアルミホイールはグロスブラックにペイントされ、更にベールの上からでも過激な大型リヤウィングを装着していることが確認できますね。

おそらくではありますが、「シロンR」は「シロン・スポーツ(Chiron Sport)」と「シロン・スーパースポーツ300+(Chiron Super Sport 300+)」の中間に位置するモデルだと予想され、公道走行は可能であるものの、スピードよりもコーナリングとハンドリング性能に特化した一台ではないかと考えられています。

~ところでどうして南アフリカで目撃されたのか?~

そして、「なぜ南アフリカにて目撃されたのか?」という点についてですが、おそらくは高い気温の中での過酷試験(耐久性)のために持ち込まれた可能性が高く、今回そのテスト走行が完了したため、そのままスイス・ジュネーブへと輸送され、3月に開催されるスイス・ジュネーブモーターショー2020にて特別出展されるのではないかと考えられますね(その前にVIP顧客を対象にシークレット発表会が行われると予想)。

なかには従来モデルの「シロン」も一緒に持ち込まれていますが、おそらく同じ環境下でも従来「シロン」と同等の耐久性と、それ以上のコーナリング性能を発揮するのではないかと予想されますね。
パワートレインについてですが、「シロン」同様に排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,500ps/最大トルク1,600Nmを発揮すると思われます。

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Reference:motor1.com