(印)タタ新型「ハリアー」に新開発1.5リッター直噴ターボエンジンを設定へ。更に2022年にはマイルドハイブリッド導入との情報も【動画有】

2020-05-27

~インド市場ではディーゼルよりもガソリンエンジンの需要の方が高いようだ~

インドのマハーラーシュトラ州ムンバイに本社を置くタタ・モーターズが、2月に開催されたAuto Expo2020にてスポーツSUVモデル・新型「ハリアー(Tata Harrier)」を世界初公開しましたが、現在このモデルにラインナップされるパワートレインは、排気量2.0L Kryotecディーゼルエンジンのみでした。

ですが、海外の自動車ニュースサイトIndianAutosBlogによれば、2020年後半ごろに更にリーズナブルな価格帯にて提供するために、新開発の低排気量ガソリンエンジンを搭載したグレードを追加ラインアップすることを明らかしました。


~ガソリンエンジンは更にスポーティな走りを提供でき、且つ安価にて購入できる~

具体的には、排気量1.5L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力150hp以上を発揮するとのことで、先述のディーゼルエンジンよりも+10hp高い出力を得ることができます。

更に新型「タタ」のガソリングレードでは、よりスポーティなドライビングを提供するためにパドルシフトを装備し、ドライブモードの選択も可能。
トランスミッションは6速MTが標準装備で、CVTがオプションにて準備されています。

今年後半に導入予定のガソリンモデルについて、タタ・モーターズの最高技術責任者であるRajendra Petkar氏によれば、「新型タタに採用される4気筒ガソリンエンジンは必ず人気を得るだろう。既にラインナップされているネクソンの売り上げの65~70%がガソリンエンジンのため、タタも同様の結果が期待できる」と説明。

確かにインド市場では、ディーゼルエンジンよりもガソリンエンジンの需要の方が高く、CセグメントSUVの売り上げの半分以上がガソリンモデル(2019年7月~2020年1月に販売された車両の合計19,060台の内、10,448台がガソリンモデル)で、加えて年間維持もディーゼルよりもガソリンの方が安いとのことで、ガソリンエンジンが好まれているのも事実(日本ではディーゼルの方が維持費は安いが、どうしてもイニシャルコストの面ではディーゼルが上に)。

~将来的にはCO2排出規制の絡みでマイルドハイブリッドもラインナップ予定~

なお、タタは将来的に排気量1.5Lガソリンエンジンのバリエーションを更に増やしていく考えを示しており、その中で可変ジオメトリターボチャージャーを採用することで、最高出力160hp以上を発揮するパワフルなモデルもラインナップ予定。
そして2022年以降には、CO2排出規制を更に厳しくするCAFE規範が施行されるとのことで、マイルドハイブリッドシステムを搭載したモデルがラインナップ予定となっています。

~気になるガソリンモデルの価格帯は?~

最後に気になる新型「ハリアー」のガソリングレードの価格帯についてですが、今のところ明確な情報はないものの、200万円以下になる可能性が非常に高いとのこと。
なお、現在ラインナップされているディーゼルエンジングレードの価格一覧は以下の通り。

【新型「ハリアー」グレード別価格帯一覧】
XE:約206万円
XM:約225万円
XT:約244万円
XZ:約263万円
XT(DT):約265万円
XT(#Dark):約245万円
XZ(#Dark):約265万円

【2020 Tata Harrier AT Unveiled | 2020 Auto Expo】

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Reference:IndianAutosBlog