これ本物?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型「ハリアー」と思われるティーザー画像がリーク?LEDデイタイムランニングライトが完全に日産の新型「ジューク」にそっくりな件

2020-05-27

~これは本当に新型「ハリアー」のティーザー画像なのか?~

さて、2020年6月17日に発表・発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型「ハリアー(Toytoa New Harrier)」ですが、4月8日にワールドプレミア予定前でありながら、ティーザー画像らしきものがリークした模様。

これが本当なのかどうかは今のところわからないものの、暗闇の中で”New HARRIER 2020.6.17 Debut”と表記され、画像中には新型「ハリアー」らしきモデルがデイタイムランニングライトを点灯させ、更にフロントエンドには鷹のマークが描かれていますね。

ただ、今回リーク?されたティーザー画像を見てみると、フロントLEDデイタイムランニングライトは”へ”の字の形状になっていますね。
このLED DRLは、日産が2019年に欧州市場向けに発表・発売した新型「ジューク(Nissan New Juke)」に非常に良く似たデザインで、更にトップルーフの形状も見てみると、ダブルバブルルーフのような形状になっているので、もしかしたらフェイク画像の可能性も高そう(あくまで推測ですが…)。


~早速なので新型「ジューク」のティーザー画像を見てみよう~

ちなみにこちらが、新型「ジューク」が発表される前に公開されてティーザー画像。
明らかにそっくりと言いますか…おそらくこのティーザー画像を使いまわしして新型「ハリアー」に見立てた可能性が高そう。
新型「ジューク」の独立式フロントヘッドライトは削除され、その直下に縦型基調のLED車幅等を追加すれば、それなりに似た画像にも見えますし、何よりも鷹のマークがあまりにも大きすぎることも不自然でしたからね…(鷹のマークが点灯するのも考えにくい)。

比較すれば一目瞭然か…

こうして並べたらはっきりと使いまわしであることがわかりますね。
恐らく今回リーク?されたティーザーはフェイク画像の可能性が高いですし、トヨタもこのあたりのセキュリティや管理は徹底していると思われるので、やはり3月中頃に公開されるスタッフマニュアルもしくは4月8日のワールドプレミアにて、その全貌が明らかになると思われます。

~これまで得られた新型「ハリアー」の情報をまとめて見ていこう~

①:ボディスタイルやサイズについて

それでは早速、新型「ハリアー」に関する最新情報のまとめをみていきたいと思います。

まず、今回発売される新型「ハリアー」についてですが、既に国内市場でも大成功を収めている新型「RAV4」と共に多様化する顧客のニーズに応えることを目的に販売されるとのこと。
そして、武骨でオフロードを前面に押し出した新型「RAV4」とは異なり、プレミアム感とシティ感を演出するのが今回の新型「ハリアー」になります。

そのため、ボディスタイルとしては、非常に滑らかで流麗なスタンスの良いプロポーションになるとのことですが、新世代プラットフォームTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用することにより、ボディサイズは現行モデルに比べて全長と全幅が大きくなり、全高は低くなるクーペSUVになるとのこと。

具体的な新型「ハリアー」の主要諸元は以下の通り。

【新型「ハリアー」主要諸元一覧(ガソリンとハイブリッド共通)】

全長4,740mm(現行比+15mm)×全幅1,855mm(現行比+20mm)×全高1,660mm(現行比-30mm)
ホイールベース:2,690mm(現行比+30mm)
最低地上高:195mm
トレッド(前/後):1,605mm(現行比+45mm)/1,625mm(現行比+65mm)

こうして見ると、トヨタ新型「RAV4」と同じサイズ感であることに対し、レクサス「NX」よりも全長+100mm/全幅+10mm/全高+20mm大きいことがわかりますが、やはり問題なのは全幅が1,855mmもあるということ。
新型「ハリアー」は、プレミアムシティモデルということもあり、都会に住む人々に考慮された一台であると認識していますが、都心の立体駐車場の全幅は1,850mmまでとなっているところが非常に多いなか、こうした僅か+5mmの差って結構致命的だったりすんですよね…
この辺りはもう少し考慮すべきポイントだったのでは?と感じることは多いですね。

②:ガソリンエンジン/ハイブリッドエンジンについて

続いてエンジングレードについてですが、これは新型「RAV4」同様に排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジンのガソリンタイプと、排気量2.5L 直列4気筒+電気モータを組み合わせたハイブリッドタイプの2種類がラインナップされ、2.0Lターボエンジンが廃止となります。

具体的に、ガソリンタイプについては排気量2.0L M20A-FKS型の直列4気筒直噴エンジン”Dynamic Force  Engine”×”Direct Shift-CVT(無段変速機)”を採用することで、最高出力171ps/6,600rpm、最大トルク207Nm/4,800rpmを発揮
力強くダイレクトな走りと低燃費を実現し、更にSPORTモードやマニュアル感覚の操作が楽しめる10速シーケンシャルシフトマッチを採用しているとのこと。

一方でハイブリッドタイプにいては、排気量2.5L A25A-FXS型の直列4気筒エンジン+電気モータを組み合わせた”Dynamic Force  Engine”×”ハイブリッドシステム”を採用することで、システム総出力222ps(エンジン出力178ps/5,700rpm、モータ出力120ps/54ps)を発揮し、システム高出力と圧倒的な燃費性能を誇る一台に進化。

更には、新しく搭載されるリチウムバッテリは、バッテリパック構造の見直しなどにより、小型化でリヤシート下へと配置され、ガソリン車同等のトランク容量を確保しているところも大きなポイントになっています。

③:四輪駆動(4WD/E-Fou)方式について

そして、ガソリンタイプとハイブリッドタイプそれぞれに前輪駆動(2WD)/四輪駆動(4WD・E-Four)が設定されるので、この辺りは新型「RAV4」と大きく差別化しているところではないかと思いますね。

なおガソリンタイプの四輪駆動(4WD)については、ダイナミックトルクコントロール4WDを採用し、前後輪のトルク配分を「100:0~50:50」で緻密にコントロールすることで、走破性と低燃費を両立。
更にステアリングの操舵量からドライバの理想とするターゲットラインを予測し、きめ細かく後輪にトルクを配分を行うことができるとのこと。

そしてハイブリッドタイプの電気式四輪駆動(E-Four)については、前後輪のトルク配分を「100:0~20:80」とし(従来は100:0~40:60)、こちらも緻密に制御することで発進加速性や操縦安定性の向上、更に低燃費も実現しているそうです。

④:グレードは大きく5種類をラインナップ

そして気になるグレードラインナップですが、以下の通り各タイプ全く同じ名称にて5グレードにてラインナップされます。

【新型「ハリアー」グレード別一覧】
[ガソリンタイプ&ハイブリッドタイプ(FF/4WD)]
・S(エントリーグレード)
・G(中間グレード)
・G”LeatherPackage”
・Z(上位グレード)
・Z”LeatherPackage”

⑤:グレード別主要装備内容

各グレードの装備内容を見ていきましょう。
エントリーグレードでも十分な内容になっていますが、とりあえず現時点で判明している内容をまとめたいと思います。

【新型「ハリアー」グレード別装備内容一覧】

[S(エントリーグレード)]
・パラボラ式LEDヘッドランプ
・フロントフォグランプ(ディーラオプション)
・タイヤサイズ:225/65R 17インチ
・フロント・リヤバンパーは素地
・リヤルーフスポイラーはハイマウントストップランプ(HMSL)+サイド素地+ブラック塗装
・ドアハンドルはボディカラーと同色
・ファブリックシート
・メータは4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ
・本革巻きステアリングホイール(シルバー塗装)
・シフトレバー&ノブは本革巻き+加飾・ブーツ有

[G(中間グレード)/Z(上位グレード)]
・プロジェクタ式LEDヘッドランプ
・LED(ホワイト)フロントフォグランプ
・タイヤサイズ:[G]225/60R 18インチ、[Z]225/55R 19インチ
・フロント・リヤバンパーは素地+メッキ加飾
・リヤルーフスポイラーは[G]ハイマウントストップランプ(HMSL)+サイド素地+ブラック塗装、[Z]ロングHSML+サイド塗装(グロスブラック)+ボディカラー
・ドアハンドルはメッキ
・シートは[G&Z]合成+ファブリック、[LeatherPackage]が本革
・メータは7インチマルチインフォメーションディスプレイ
・ステアリングホイールは[G&Z]本革巻き(ブラック塗装・メッキ加飾)、[LeatherPackage]G&Zにステアリングヒータ付
・シフトレバー&ノブは本革巻き+加飾・ブーツ有

⑥:ボディカラー・インテリアカラー一覧

続いてボディカラーですが、新型モデルでは全7色をラインナップするとのことで、しかし今のところ2トーンの予定は無しとのこと(発表前に2トーンの可能性もあり)。
ボディカラー一覧は以下の通りですが、そのほとんどが新色となっています(合わせてインテリアカラーも)。

【新型「ハリアー」ボディカラー一覧】

[ボディカラー]
・ホワイトパールクリスタルシャイン(有料色)

・ブラック
[NEW]スレートグレーメタリック
[NEW]プレシャスブラックパール(有料色)
[NEW]センシャルレッドマイカ(有料色)
[NEW]スティールブロンドメタリック
[NEW]ダークブルーマイカ

[インテリアカラー(ファブリック合皮)]
・シート色:ブラック/内装色:ブラック
・シート色:ブラック/内装色:ブラウン
・シート色:グレー/内装色:グレー

[インテリアカラー(本革)]
・シート色:ブラック/内装色:ブラック
・シート色:ブラック/内装色:ブラウン

⑦:安全装備Toyota Safety Senseについて

続いて最新式の安全装備Toyota Safety Senseですが、かなり充実した装備内容になるようですね。
どういった装備内容になっているかチェックしておきましょう。

【新型「ハリアー」Toyota Safety Sense一覧】

・プリクラッシュセーフティ
・検知センサー:ミリ波レーダー+単眼カメラ
・検知対象(車両+歩行者[昼]+(NEW)歩行者[夜]+(NEW)自転車)
・自動緊急ブレーキが作動する速度域:対車両(約10km/h~180km/h)/対歩行者(約10km/h~80km/h)/(NEW)対自転車(約10km/h~80km/h)
・自動緊急ブレーキの速度低減域:(NEW)対車両(約40km/h→約50km/h)/(NEW)対歩行者(約30km/h→約40km/h)/(NEW)対自転車(約40km/h)
・レーンキープアシスト:(NEW)レーントレーシングアシスト
・車線逸脱アラート:レーンディパーチャーアラート→(NEW)レーントレーシングアシスト
・オートハイビーム:アダプティブハイビーム or オートマティックハイビーム

・追従走行支援:レーダークルーズコントロール
(NEW)道路標識認識機能:(NEW)ロードサインアシスト
(NEW)前車発進告知(付帯機能)

⑧:リモートサービスについて

新型「ハリアー」では、T-Connect新体系に対応するようになり、基本サービスを5年間無料にて利用可能になり、更にMyTOYOTAアプリにて「エンジンスタート/エンジン起動」が可能となる新たなオプションサービスを年払い/月払いの何れかにて利用することが可能になります(利用料金については3月上旬に判明)。

なお、このMyTOYOTAアプリにて利用できる新サービスの機能概要については以下の通りで、アプリを活用することでリモート操作にてエンジン始動/停止ができ、エンジン始動/停止に合わせてエアコンの起動/停止ができるとのことです。

活用できる場面としては、商業施設での駐車場にて長時間駐車した際に、夏場には直射日光にて車内温度が暑い場合、冬場はフロントガラスが凍結して車内に乗り込んでもすぐに出発できないときに役立てることができるとのことです。

【作動内容】
①前回降車時エアコンOFF設定の場合:エンジン始動後、25度によるオート設定にてエアコン起動
②前回降車時エアコンON:前回降車時の設定にてエアコン起動
③外気温5℃以下の場合、フロントデフロスター、リヤフォデッカーを起動
※リヤデフォッカーとミラーヒータが連動作動する車両では同時にミラーヒータも作動
④エンジン始動時間を10分または20分から選択して設定
⑤上記、エンジン始動時間途中でのエンジン始動(エアコン停止)

⑨:メーカーオプションについて

新型「ハリアー」の各グレードの主要装備・メーカオプション内容を見ていきましょう。

[S(エントリーグレード)/ガソリン&ハイブリッドタイプ]
内装色:ブラック
外装色:全7色
スペアタイヤ:メーカオプション
インテリジェントクリアランスソナー(ICS):標準装備
リアクロストラフィックオートブレーキ(RCTAB)+ブラインドスポットモニター(BSM):メーカオプション
バックガイドモニター(BGM):標準装備
録画機能付き電子インナーミラー:メーカオプション
ワイヤレス・スマートドアロック3ドア:標準装備
アクセサリコネクター(HV=1,500W/GAS=1,000W):メーカオプション
ディスプレイオーディオ(DA):8インチ標準装備
ワイヤレス充電:メーカオプション
入力端子(USB4個・AUX):標準装備
インフラ協調システム(ITS):メーカオプション


[G(中間グレード)&G”LeatherPackage”/ガソリン&ハイブリッドタイプ]
内装色:[G]ブラック/ブラウン/グレー、[G”LeatherPackage”]ブラック/ブラウン
外装色:全7色
スペアタイヤ:メーカオプション
インテリジェントクリアランスソナー(ICS):標準装備
リアクロストラフィックオートブレーキ(RCTAB)+ブラインドスポットモニター(BSM):メーカオプション
バックガイドモニター(BGM):標準装備
録画機能付き電子インナーミラー:標準装備
ワイヤレス・スマートドアロック3ドア・PBD:標準装備
アクセサリコネクター(HV=1,500W/GAS=1,000W):メーカオプション
12.3インチナビ(JBL)+ETC:メーカオプション
ワイヤレス充電:メーカオプション
入力端子(USB4個・AUX):標準装備
インフラ協調システム(ITS):メーカオプション


[Z”LeatherPackage”/ガソリン&ハイブリッドタイプ]
内装色:[Z]ブラック/ブラウン/グレー、[Z”LeatherPackage”]ブラック/ブラウン
外装色:全7色
スペアタイヤ:メーカオプション
調光ガラスムーンルーフ:メーカオプション
インテリジェントクリアランスソナー(ICS):標準装備
リアクロストラフィックオートブレーキ(RCTAB)+ブラインドスポットモニター(BSM):標準装備
バックガイドモニター(BGM):標準装備
パノラミックビューモニター(PVM):メーカオプション
録画機能付き電子インナーミラー:標準装備
ワイヤレス・スマートドアロック5ドア・ハンズフリーPBD:標準装備
ヘッドアップディスプレイ:標準装備

アクセサリコネクター(HV=1,500W/GAS=1,000W):メーカオプション
12.3インチナビ(JBL)+ETC:標準装備
ワイヤレス充電:メーカオプション
入力端子(USB4個・AUX):標準装備
インフラ協調システム(ITS):メーカオプション

ざっと上の通りとなっています。
大きく異なる点としては、上位グレードZ(”LeatherPackage”)に関しては、調光ガラスムーンルーフとパノラミックビューモニター(PVM)がメーカオプションにて選択できるということ、RCTA+BSMと12.3インチナビ(JBL)+ETC、ワイヤレス・スマートドアロック5ドア・ハンズフリーPBD、ヘッドアップディスプレイが標準装備されていることでしょうか。

それ未満のグレードS/G(”LeatherPackage”)に関しては、5ドアではなく3ドア(フロント2ドアとテールゲート)しかスマートドアロックできないこと、パノラミックビューモニター(PVM)と調光ガラスムーンルーフ、ヘッドアップディスプレイが選べないこと、RCTAB+BSMはメーカオプション扱いとなっています。

なお、車両本体価格が明らかになっていないため、メーカオプションの価格帯も明確にはなっていないものの、エントリーグレードと上位グレードとの差額は相当に大きくことなることは間違いなさそう。
もし自分が選ぶとするならば、最上位グレードのZ”LeatherPackage”を選択すると思いますが、ハイブリッドにすべきかガソリンにすべきかは、燃費や価格帯を見て判断したいところです。

~録画機能付きデジタルインナーミラーを採用へ!気になる発表・発売時期やスケジュールは?~

この他の装備内容としては、最新Toyota Safety Sense(安全装備内容は後日公開)が全車標準装備となり、録画機能付きのデジタルインナーミラーが全車にて設定可能となっています(Gグレード以上は標準装備、Sはメーカオプション扱い)。
更には次世代DCMとディスプレイオーディオが全車標準装備、AppleCarPlay/Android Autoなども標準装備となっているため、非常に充実した装備内容になっているのではないかと思います。

そして最後に発表・発売スケジュールについてですが、詳細は以下の通りとなっています。
メーカからの回答となるため暫定となりますが、もしかすると変更が入る可能性もありますのでご注意を。
そして、具体的なグレード別の価格帯と見積もり開始時期については、今のところ4月下旬を予定しているとのことで、加えてより詳細となるスタッフマニュアル情報は3月16日に配布される予定ですから、早速ディーラにて取材を進めていきたいと思います。

ワールドプレミア:2020年4月8日(水)
生産開始時期:2020年6月8日(月)
記者発表・発売:2020年6月17日(水)
店頭発表:2020年7月上旬

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