何コレカッコいい!マクラーレンの歴史が詰まった名誉あるワンオフモデル「エルヴァM1A by MSO」が世界初公開。1967年のモデルを現代版として蘇らせた究極の一台だ!

2020-05-27

~「エルヴァM1A」が1960年代に登場したレーシングモデルなので、そのモデルが現代に蘇った~

マクラーレンといえば、2019年11月に世界限定399台のみとなる究極のアルティメットシリーズ「エルヴァ(McLaren Elva)」を発表・発売しましたが、このモデルをベースにMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)によって特別にかカスタマイズされたワンオフモデル「エルヴァM1A by MSO」が世界初公開されました。

「エルヴァ」は、マクラーレンの創設者であるブルース・マクラーレン氏が1960年代に設計したレーシングマシン「マクラーレンM1A」及び、マクラーレンとエルヴァカーズの共同開発によって生み出されたそのシリーズのオマージュモデルとして登場した一台なのですが、今回のモデルはまさに当時のモデルとなるブラックとホワイトの2トーンカラーにナンバーを貼付した、現代にそのまま蘇らせた一台で、マクラーレンのこれまでの歴史が詰まった究極のモデルと言っても過言ではないと思います。


~現代版としての名に恥じぬ技術を最大限に盛り込んだスピードスター~

同氏によって設計された旧世代「マクラーレン・エルヴァM1A」は、1964年のカナダスポーツカーグランプリにて最速のモデルとも称された一台であり、過去7回もラップ記録を更新した伝説をも残しています。
気になるパワートレインについては、排気量4.5L V型8気筒エンジンを搭載し、当時最先端の技術を注入しながらも、車体重量は僅か551kgと非常にパフォーマンスの高いライトウェイトレーシングカーでした。

今回のモデルも、そういった最先端技術と当時の歴史がしっかりと盛り込まれており、車体重量も軽量化を図るために可能な限りカーボンファイバパーツを使用。
パワートレインも、「マクラーレン・セナ(McLaren Senna)/765LT/720S」同様に排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力815ps/最大トルク800Nmを発揮。
トランスミッションは7速DCTのみで、直線のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3秒未満、0-200km/hの加速時間は6.7秒と、何と「セナ」よりも速いとのこと。

機能性においては、アクティブエアマネジメントシステム(AAMS)と呼ばれるスピードスターのノーズを介して空気を送り込み、フロントクラムシェルから乗員の前方に高速で流れ、更にはコックピットの上方及び下方に向けて非常に穏やかな気流を生成する、マクラーレン初の機能を搭載しています。

またこうした個体においては、ヘルメットの装着が必須となりますが、先ほどのAAMSを採用していることで、ヘルメットを装着しなくても快適にドライビングを提供するとして、実用面においてもかなり優れた性能を発揮しそう。

先述にもある通り、「エルヴァ」は世界限定399台のみ販売され、価格帯としては約1.85億円からの販売となりますが、今回発表されたワンオフモデルは、優に2億円を超えることは間違いないと思われます。

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Reference:motor1.com