かなり珍しい…中古車サイト・カーセンサーにて、”メーターが改ざんされた”フェラーリ「458イタリア」の過激カスタムモデルが1,998万円からにて販売中

2020-05-27

~カーセンサーでも中々見ることのできない”走行距離改ざんモデル”~

インターネット中古車サイト・カーセンサーにて、何とも珍しいフェラーリ「458スペチアーレ(Ferrari 458 Speciale)」風のカスタムボディキットを装備した「458イタリア(458 Italia)」が販売されています。
外観が大きくカスタムされているフェラーリも中々に珍しいとは思いますが、今回販売されている個体の情報を見ていくと、何と上の画像にもあるとおり、走行距離が「改ざん車」と記載されており、更に補足事項にも”メーター改ざん暦有”と記載されていることが確認できますね。

メーター改ざんとは、走行距離を不正にロールバック(巻き戻し)し、中古価格を上積みして販売もしくは売却することを目的とした悪質な方法となりますが、今回東京都港区のVento(ヴェント)さんにて販売されているのは、このモデルを中古車として販売する前に”メーターが改ざんされていることが発覚した”後に、ロールバック前の走行距離での車両本体価格を公開しています。
※Ventoさんがメーターを改ざんしたということではない

一度Ventoさんには問い合わせさせていただいたものの、具体的に〇〇km→〇〇kmまで改ざんされていたのか?については明確に回答は頂けていないものの、おそらくは総走行距離に対してにメンテナンス時の走行距離などを照らし合わせた際に、異なる数字が表記されていた可能性が高そう。

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~実はメーターを改ざんしたモデルを販売した事例は、過去にフェラーリディーラーも行っていた~

なお、過去にもフェラーリ唯一のハイブリッドモデル「ラ・フェラーリ(La Ferrari)」を高額にて販売するため、アメリカのフェラーリディーラであるパーム・ビーチのニューカントリーモーターカーが走行距離を不正にロールバックし、中古車価格を上積みして販売していたことが判明し、これを元社員が内部告発したことで大きな問題となったこともありましたね。

具体的には、2015年モデルの「ラ・フェラーリ」が、元々2.3億円にて販売される予定だったものの、新車価格 約1.5億円に対し、上がり幅があまり無かったとのことですが、その理由が走行距離(約1万km走行済み)が大きく影響していた模様。
これに対し、パーム・ビーチのフェラーリディーラーは、走行距離をほぼ”0″に近い数値にロールバック。
「新古車」という扱いにし、更に約1億円上積みして総額3.3億円にて販売したとのこと。

もちろん、この個体は即完売したとのことですが、元社員の内部告発によりその詳細がバレ、現「ラ・フェラーリ」オーナーがフェラーリ・ディーラーに対して訴訟を提起していました。

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~今回話題となっている「458イタリア」を見ていこう~

話は「458イタリア」の過激カスタムモデルに戻りますが、フロントバンパーは「458スペチアーレ」風へと移植し、更にフロントフードもダクト付きへと付け替えられていますね。

リヤデザインもかなり過激なカーボンファイバ製リヤディフューザーが設けられ、センター3本出しマフラーはそのままであるものの、パワークラフト製触媒ストレート(直管マフラー)で、バルブのクローズ/オープン操作も可能とのこと。
ちなみに、リヤテールランプもスモークタイプへと変更されてかなり引き締まったデザインに。

カーボンファイバ製リヤディフューザーのフィンや形状もかなり個性的で、これだけで相当な費用が発生してそう…

サイドからみたスタイリングはこんな感じ。
足回りは大きくローダウンされ、若干シャコタン仕様に。
その他、リープデザインリヤスポイラーやカーボンドアノブ、カーボンフューエルキャップ、SVRカーボンサイドステップ等も装備。

足もとには、フロント21インチ・リヤ22インチの異径タイプとなるADV.1ホイールを装着。
ホイールリムが若干傷ついているようにも見えますね。

インテリアはかなりど派手なレッド系を採用し、シートやフロアカーペットなども全て一色に統一されるほど。
レッド以外のブラックの部分は、ほぼ全てカーボンファイバパーツを装着しているとのこと。

レブカウンター付きとなるフラットボトムのステアリングホイールも中々にイケてますね。
なおこのモデルは、2013年式で走行距離は不明ながらも、車両本体価格は1998万円からの販売となっています。

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