マツダがもしもリヤミドシップスーパーカー新型「マツダ9」を発売したら?ハイブリッドロータリー搭載でライバルはホンダ「NSX」と日産「GT-R R35」に?

2020-05-27

~市販化の可能性はゼロに等しくともマツダのスーパーカーは見てみたい~

これまで、マツダの新世代「RXシリーズ」に関する完成予想レンダリングが公開されてきましたが、今回は今までにない”リヤミドシップ・スーパースポーツカーマツダ9(Mazda 9)”が登場したら?というレンダリングが公開されています。

ランボルギーニやフェラーリのリヤミドシップモデルだけでなく、シボレーの新型「コルベットC8」や国産スーパースポーツモデルとなるホンダ新型「NSX」と日産「GT-R R35」もライバルになるであろう今回のモデルですが、デザイン的にはマツダが全く作らなそうな個性的なデザインで、これはこれで新鮮味があって良い感じかもしれません。


~フロントマスクはちょっとフェラーリを意識?ヘッドライトはマツダっぽい~

なお、このレンダリングを作成したのは、自動車設計にも携わるデジタルアーティストのジョセフ・ロビンソン氏で、マツダのスタイリングに対する哲学的アプローチや、スーパーカーに対する考え方を総合的に組み合わせてデザインしたものだそうで、おそらくは国産スーパースポーツとしてのデザイン性と魅力は兼ね備えているのではないか?とのこと。

確かにボディスタイルは非常に滑らかで、ランボルギーニ等のように複雑なダクトやプレスラインをほとんど設けることのないシンプル仕様。
おまけにボディカラーはマツダのイメージカラーでもあるソウルレッドを採用しているため、マツダファンが好むような要素もイメージ段階でしっかりと捉えているのかもしれません(どことなくフロントマスクはフェラーリっぽいが)。

~エンジンはどうやらハイブリッドロータリーのようだ~

気になるパワートレインについてですが、明確な設定は無いものの、どうやらハイブリッドシステムを組み合わせたロータリーエンジンとのことで、モーターのアシスト力をメインとしたエコロジーなモデルとのこと。
もちろん、ロータリー特有の甲高いエキゾーストサウンドを持ちつつも、エンジンの軽さとモーターの強力且つトルクフルな走りで加速性能を大幅に強化している模様。

残念ながら、このモデルはあくまでもレンダリング画像のため市販化の可能性は全く無いものの、仮に市販化されるとすれば、ホンダ「NSX」や日産「GT-R R35」が競合モデルということであれば、1,500万円~1,800万円ほどになるのではないかと予想されます。

~やっぱりマツダのスポーツカーは「RX」が一番かも~

ここからはロータリースポーツモデルとなる「RX-9/RX-7」の完成予想レンダリング。
今回は海外のデジタルアーティストであるuseless_projectsによって作成された何とも美しいボディスタイルを持つ次世代「RX-9」が登場したら?というレンダリングが公開されています。

今回公開のレンダリングですが、これまでで登場した中でもかなり完成度が高く、それでいてマツダとは思えないほどの美しいロングノーズ&ショートデッキスタイルで、メルセデスベンツ「AMG GTシリーズ(Mercedes-Benz AMG GT Series)」やフェラーリ「812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)」といったフロントミドシップモデルに近いシルエットに仕上がっていますね。

更に足元のマルチスポークタイプの鍛造アルミホイールや、イエローのブレンボ製ブレーキキャリパに加え、ボディカラーもこれまた美しいスポーティな色合いで、いずれ登場するであろう次世代「RX」にも是非ともラインナップしてほしいカラーリングだと思います(ソウルレッドも捨てがたいが…)。

フロントマスクはアウディ風?

そしてこちらが別の角度から見た新型「RX-9」の予想レンダリング。
フロントデザインは現行の魂動デザインを採用し、シグネチャーウィングを縁取るフレームなども確認できますが、どことなくアウディっぽいデザインに見えるのは残念。

ボディスタイルは筋肉質で引き締まった細マッチョなイメージ(レクサス「LC」も細マッチョっぽい)ですが、市販モデルでは更に複雑化するのか、それともより簡素化されるのかはわからないものの、市販化を期待したくなるようなデザインであることは確か。

こちらがリヤデザイン。
リヤエンブレムやリヤテールランプ、スタイリングはもはやマツダの面影を完全に無くした”別の何か”にも見えますね。

カーメディアによれば、新型「RX」が市販化されることは確実で、スペックも明らかになっているらしい

なお、海外の自動車ニュースサイトJalopnikによると、”信頼できる匿名希望者”の情報源によれば新型「RX-9」は”確実に登場する”とのことで(ただし具体的な日程は明言せず)、更にエンジンはマツダ独自のロータリーエンジンではなく、将来的にラージプラットフォーム群に採用されるであろう自社製の直列6気筒ターボチャージャーエンジンが搭載され(BMW製ではない)、最高出力350hp~400hpを発揮するスポーツクーペモデルになるとのこと。

おそらく競合モデルとしては、トヨタ新型「GRスープラ」になると予想されますが、ロータリーエンジンを搭載しないモデルに”RX”の名を受け継いで良いのか?といった疑問の声もあるそうです(SKYACTIV-Rの話はどこに行ったのやら…)。

これについては、エンジンの信頼性や効率性、そして排ガス規制問題や騒音規制に準拠したエンジンであることが前提になるとのことで、そう考えると時代の変化に対応したマツダのスポーツモデルとして新たな道を切り拓く一台になるのではないかと期待されています。

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Reference:motor1.com