【おめでとう!】メルセデスベンツ「190E 2.5-16エボⅡ」が誕生30周年を迎える。族車チックなスタイルと空力に特化した1990年代を代表する過激スポーツセダンを改めて見ていこう【動画有】

2020-05-27

~今でも忘れない圧倒的な存在感とインパクトを残したスポーツセダン~

1990年代初期の最も象徴的なスポーツセダンの一つでもあるメルセデスベンツ「190E 2.5-16エボⅡ(Mercedes-Benz 190E 2.5-16EvoⅡ)」が、つい先日誕生30周年を迎えました。

1990年3月8日、スイス・ジュネーブモーターショーにて世界初公開されたこのモデルは、1984年に発売された「190E 2.3-16」をベースにしており、製造台数は僅か502台のみと少なく、その時のイメージカラーはメタリックブルーブラックペイントでした。


~スーパーカーを想起させるようなリヤウィングが印象的~

おそらく、このモデルの最も象徴的なデザインといえば、空力特性を考慮した過激なスポイラーデザインで、特にリヤスポイラー(リヤウィング)については高速走行時のダウンフォースを強化するよう開発され、更にフロントスポイラーも2段階にて調整できるなど、よりスポーティな走りに特化した一台でもありましたし、どことなくそのスタイリングは日本の族車を想起させるようなアグレッシブさも兼ね備えていたのではないかと思います。

こうした空力特性を考慮したスポイラーパーツの改良により、先代のエボⅠに比べてフロントが21.2kg、リヤが57.1kg追加のダウンフォースを発生することとなり、更に足回りの強化とボディ剛性の向上、グリップ性能向上を図るために17インチアルミホイールも装着しました。

気になるパワートレインについては、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載しながらも、DTMレーシングモデルは最高出力235ps/373psを発揮(直4NAで200ps超えでも十分過激)。当時は圧倒的なパフォーマンスを持つモデルとしても有名でした。

~インテリアは中々にスパルタンな部分を持つものもあれば、ラグジュアリーな要素も~

インテリアは現代に比べたら非常にシンプルですが、エアコンはもちろんのこと、ラジオ、メーター類、本革シート等の豪華装備が充実。おまけに手引き式のサイドブレーキも搭載されていますね。

シートも非常に分厚いタイプのスポーツシートですが、座り心地はそれなりに柔らかいともいわれていました。

そしてセンターコンソールには5速MTにシフトブーツ付き。
手元をガチャガチャさせながら走るスポーツセダンも中々に楽しいのではないかと思いますね。

【Mercedes-Benz Reporter: 190 Evo II & C 350 e | Amanda Stretton】

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