【世界限定12台のみ】超希少なマセラティ最強のレーシングモデル「MC12コルセ」が販売中。しかも公道走行可能、価格は要応談ながらも3億円超えは確実か

2020-05-27

~まさか「MC12”コルセ”」が中古車市場に登場するとは…~

マセラティは先日、V6ツインターボハイブリッドを搭載すると噂のスーパースポーツ「MC20」を5月に発表することを公式にて明らかにしていますが、今回は先代モデルとなるレーシング仕様の「MC12コルセ(Maserati MC12 Corsa)」が中古車市場にて販売されています。

「MC12」は、フェラーリが世界限定399台のみ販売した「エンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)」のシャシーを流用したゴリゴリのレーシングモデルで、世界限定50台のみ販売された希少モデルでもありますが、今回発売されている「MC12コルセ」は、更に希少で僅か12台しか販売されていません。


~しかも公道走行を可能にした更に希少な改造モデル~

このモデルは、FIA GT選手権のドライバー・チーム優勝を記念した特別なモデルでもあり、マセラティが特別に招待した顧客だけが購入することを許された一台としても有名。

改めて考えると「MC12コルセ」が中古車市場に登場するのは奇跡ではないかと思いますが、今回販売されている個体は、オレンジ系のボディカラーに身をまとい、元々は欧州の安全基準や排ガス規制を満たしていないことから、公道走行は不可能であるにも関わらず、これに関しては公道走行を可能にした改造モデルとのこと(騒音規制等もクリアしているのかは微妙)。

サイドのスタイリングはこんな感じ。
何とも複雑且つ低すぎるボディスタイルで、フロント・リヤオーバーハングも相当に長いことが確認できますね。
これで公道なんか走ったらちょっとした段差でもガリ傷を作ってしまいそう…

インテリアは一部ながらもこんな感じ。
ステアリング上部にインフォテイメントシステムを搭載したフラットボトムタイプで、グリップ部分はアルカンターラを採用。

センターコンソールには特別なプレートが装着され、シリアルナンバーが8と表記されていますね。
恐らくは12台中8台目に製造されたものと思われます。

~気になるその価格は?~

気になるパワートレインは、排気量6.0L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力755hp/8,000rpmを発揮。
トランスミッションは6速シーケンシャルCambiocorsaを搭載し、駆動方式は後輪駆動となります。
車体重量は僅か1,150kgと非常に軽量で、直線性のパフォーマンスとしては、0-200km/hの加速時間が200km/h、最高時速は326km/hにまで到達します。

なお気になる価格帯は要応談のため明らかになっていませんが、新車販売価格としては約1.5億円となり、50台限定の「MC12」でも中古車市場で約3億円にて販売されていたこともあるので、少なくともこの価格以上であることは間違いなさそうです。

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Reference:Girardo&Co.