航続可能距離は何と1,200km!ドイツ発・アウディの元モータースポーツディレクターが開発したとんでもなくエコなEVスーパーカーRG「ナタリー(Nathalie)」がデビュー

2020-05-27

~これまた新しい技術となる「EVハイブリッド」を採用した超絶エコなスーパーカー~

ドイツより、世界限定500台のみ販売となる新興メーカー・RG(Roland Gumpert)の新世代EVスーパーカー「ナタリー(Nathalie)」が世界初公開されました。

まず新興メーカーとして新しく立ち上げられたRGについてですが、これは2018年にアウディの元モータースポーツディレクターを務めたローランド・ガンパート氏のイニシャルから名づけられた社名ということで、アウディにて得られた技術やノウハウに加え、電気自動車特有のクリーンなエネルギーや燃料電池の利便性を組み合わせた革新的なEVハイブリッドスーパーカーとなっています。


~電気モーターと燃料電池を組み合わせることで超長距離移動を実現~

今回発表された新型「ナタリー」の最大の特徴というのが、その型破りな2way式エネルギーシステムを採用していることで、モーターによる推進力が各車輪に1基ずつ(計4基)搭載され、車両の床にはバッテリーが搭載。
更にフロントのカーボンフード下には、メタノール燃料電池を介することで充電を施すEVハイブリッドシステムを搭載しているとのことから、非常にエコロジーで実用に富んだシステムになっているとのこと。

しかもこの燃料電池については、外部からの充電だけでなく、走行中の加速やブレーキ、更にはアイドリング時でも自己充電を行うことが可能という優れもの。
こういった非常に便利なシステムを導入することで、EVの充電時間を大幅に短縮することが可能になるとのことで、平均車速121km/hで走行していても航続可能距離は821km、更にエコモードを活用すれば最大1,199kmまで走行することが可能になるそうです。

~もちろんスーパーカーとしてもスペックも充実~

正直あまりにも低燃費過ぎて、その分スペックは相当に低いんじゃないのか?と思うかもしれませんが、システム出力536hp/最大トルク989Nmとかなりトルクモリモリなスペックを持ちながら、0-100km/hの加速時間は僅か2.5秒、最高時速は306km/hにまで到達するそうです。

なお、このモデルは世界限定500台のみ販売されるとのことで、価格帯としては約3,530万円~約5,880万円にて販売される予定とのことです。

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Reference:motor1.com