日産と新型「フェアレディZ」の新しいブランドロゴが商標登録!実は日産の新ロゴは「アリヤ・コンセプト/IMk」に既に使用されていた件

2020-05-27

~今後は平面ロゴが積極的に採用されてくるのかもしれない~

これまでBMWやフォルクスワーゲン、MINI、ロータス等のエンブレムが立体感のあるデザインから平面のデザインへと一新されてきましたが、遂に日産も立体感のあるクローム仕上げのエンブレムから、平面且つ白黒のシンプルなロゴエンブレムに変更し、商標登録していたことが明らかとなりました。

日産の今後の新モデルとして、更にはイギリスやペルー、ウルグアイ、チリ、アルゼンチンなどで既に登録されている(なぜ日本が含まれていない?!)平面タイプのブロンドロゴですが、日産に限らずトヨタやホンダ、三菱、レクサス等もこうした平面タイプのロゴが積極的に採用される?との噂もあるので、今回はグローバルを推進する日産が積極的に取り入れてきたのではないかと思いますね。


~実は平面タイプの”NISSAN”ロゴは既に「ARIYA CONCEPT/IMk」に使用されていた~

ちなみにこちらの平面ロゴですが、実は昨年の東京モーターショー2019にて世界初公開されたEVクロスオーバー「アリヤ・コンセプト(Ariya Concept)」にも採用されており、しかしそのときにはエンブレムについて大々的に触れることはありませんでした。

そしてさりげなくこちらのコンセプトモデル「IMk」にも採用されていた平面ロゴ。
こうして見ると立体的にも見えますが、よ~く見てみると平面タイプでナチュラルに溶け込んでいるように見えますね。

~新型「フェアレディZ」のロゴも平面且つレトロに~

そしてこちらもかなり注目されている、フルモデルチェンジ版・新型「フェアレディZ」に使用されるであろう専用平面ロゴ。
こちらは既にカナダとニュージーランドでの商標出願が完了(だから何で日本は含まれていない?!)しており、このデザインが次期モデルに使用されることが決定しているとのこと。

ちなみに、今回新たに登録された”Z”ロゴはセリフフォントと呼ばれる中心に斜線が追加されたレトロチックなデザインで、1971年に「ダットサン240Z」に採用されたものとほぼほぼ同じものとなります。

~レトロなエンブレムに加えて、次期「フェアレディZ」はレトロなフロントマスクを得るとの噂も~

ロゴがレトロチックに変化する一方、海外の自動車ニュースサイトCarAndDriverによると、新型「フェアレディZ(Z35?)」は、2シータースポーツクーペはそのままに、プラットフォームやデザインは一新するものの、スタイリングやデザイン性においては先進的なものではなく、どちらかというと「ダットサン240Z」のようなレトロな印象を与えるものに仕上げられるとも言われているので、そういった意味ではレトロなロゴを採用してきたのは、レトロな外観との一貫性を持たせることを目的にしていたのかもしれませんね。

なお具体的には、フロントヘッドライトが「ダットサン240Z」からインスピレーションを受けたかのようなレトロなデザインとなり、リヤテールランプが「300ZX」のようなワイド感のあるものに仕上げられるとのことで、こうした先進的な要素とは全く異なる、敢えてクラシカルな要素をメインにすることで、他にはない唯一無二の個体として注目を浴びるのではないか?と期待されています。

但し、インテリアはガッツリと先進的なレイアウトになることが予想されているとのことで、圧迫感を少なくすることと快適性を高めるために可能な限り広々とさせ、更には日産の最新インフォテイメントシステムとダッシュボードデザインを採用してくるとのこと。

プラットフォームについては、FMプラットフォームの改良版を採用し、エンジンはフロントマウントで後輪駆動(FR)のレイアウトを維持することは間違いないとのこと(四輪駆動(AWD)も設定する可能性が高い)。
そしてコンポーネントについては、高級スポーツブランドのインフィニティ「Q60」と共有するとのことで、現行とは全く異なる”上質な”スポーツモデルに仕上げられるのではないかと思います。

なお競合モデルとしては、トヨタ新型「GRスープラ」やフォード「マスタング」、シボレー「カマロ」といったモデルが挙げられているとのことですが、これらのモデルでは四輪駆動を設定していないこともあり、こうした隙間部分を埋めていくことで、新型「フェアレディZ」の持ち味の高さを見せつけることもできるかもしれません。

続いてパワートレインについてですが、今のところ排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンが搭載される予定で、最高出力400hp/最大トルク474Nmを発揮する予定となっています(新型「スカイライン”400R”」に倣うスペック)。
トランスミッションは9速ATとのことですが、噂では6速MTもラインナップ予定だそう。

そしてこれは、まだまだ噂段階なので本当に登場するのかはわからないものの、どうやら最上位グレードとなるNismoも準備されるとのことで、これについては特殊なチューニングを施すことで最高出力500hpを発揮する可能性があるとのことです。

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Reference:motor1.com