えっ、これがランボルギーニ?現代では想像できないような1967年式の2+2シーターGTモデル「400GT」がオークションにて出品されることが判明

2020-05-27

~ランボルギーニは英国紳士風なスポーツカーも販売していた~

例の社会問題の影響により延期となるかもしれないMecumオークションにて、ランボルギーニが製造していた1967年式「400GT」が出品されることが明らかとなりました。

ランボルギーニといえば、「ウラカン(Lamborghini Huracan)/アヴェンタドール(Aventador)/シアン(Sian)」とかなりぶっ飛んだデザインを採用しているイメージが大きいですが、今回出品される「400GT」は、1966年~1968年に生産された2+2シータ(つまり4人乗り)のグランツーリスモタイプで、デザイン性もクラシックで柔らかめの表情をする、今のランボルギーニでは考えられない一台でもあります。

そんな「400GT」ですが、今回海外の有名なスーパーカー/クラシックカーコレクターであるJohn Atzbach氏が出品するとのことで、ぱっと見は非常に美しく維持されているように思いますが、修復を行っていない部分もあって傷も何か所か見受けられるようです。
走行距離も45,062kmと、年式に対してそこまで走られていませんが、おそらくは新車販売価格よりもかなり高額にて取引されるのではないか?と期待されています。


~その見た目はとにかくマイルド~

改めて「400GT」の外観をチェックしていくと、現代のランボルギーニとは全く異なる柔らかい表情をしており、スタイリングも尖ったようなものではなく非常に丸みを帯びたクーペスタイルといったところでしょうか。

サイドから見てみるとこんな感じ。
ロングノーズ・ショートデッキスタイルで、フロントには排気量4.0L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力324psを発揮。
トランスミッションは5速MTで、駆動方式は後輪駆動となっています。

エンジンはこんな感じ。
フロントのカウルをオープンしたときのダイナミック感と、魅せるエンジンは現代と変わらずだと思います。

足もとのアルミホイールは、旧車・クラシックカー等でよく見られるワイヤーホイールですね。
個人的には現代にも通じる非常にクールでコストのかかった作品だと思っています。

リヤデザインはこんな感じ。
リヤテールランプは非常にコンパクトで楕円形を基調としていますね。

よ~く見てみると、右側のリヤテール周りにはちょっとした凹み傷と、錆や塗装剥がれなどが確認できます。

~インテリアも非常にクラシカルでブリティッシュっぽい~

こちらはインテリア。
非常に渋いカラーリングで、納車した時から一切変更されていないレザーシートとカーペット、そしてウッドデザインのステアリングホイールも採用しています。

後席もしっかりと準備…していますが、基本的に後席は緊急用となるため、あくまでも荷物置き用として準備されているという認識でいたほうが良いかもしれません。

気になる「400GT」のオークション落札価格ですが、現時点では具体的な予想落札額は公開されていないものの、僅か246台しか製造されていない希少なモデルですし、間違いなく新車価格よりも何倍も高額にて落札されるのではないかと予想されます。

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Reference:CARSCOOPS