【世界限定25台のみ】スイスにてメルセデスベンツCLK GTRが公道に登場!実は僅か800kmしか走られていない貴重なモデルのようだ

2020-07-29

日本でもまず見ることのできない野生のCLK GTR

スイスの公道にて、何と世界限定25台のみとなるメルセデスベンツCLK GTRが目撃に。

まだまだ雪の残るスイスの山道にて目撃された今回の希少モデルCLK GTRですが、(目撃時点で)どうやら走行距離僅か800km程しか走られていない様で、しかも公道にて走らせたのは僅か3回目とのこと。

ちなみにロットナンバーは8台目/25台中で、元々はフランス・パリ出身のオーナーが購入し、全く運転することなく0kmのままで売却、その後は現在のオーナーであるイタリア人レーシングドライバーのEugenio Amos氏が所有しており、ほとんど乗られていないものの、それでも何とか800km走行したぐらいにとどまっているそうです。


CLK GTRはそう簡単に運転できるものではない

なお、このモデルがほとんど使用されていない理由としては、その多くがメンテナンス費用などの維持費が信じられないレベルで高価だからというのもある一方、ほとんどが投機目的にて購入しており、更には新車として購入した方はプロのレーシングドライバーによってドライビングレッスンを受けることが義務付けらているので、操作性においては非常にシビアであることも有名。
※日本人オーナーの一人としても有名な音楽プロデューサーの小室哲也氏も、「CLK GTRはとにかく乗りこなすことが難しい。だから観賞用として置いているだけ」と説明するほど

恐らくEugenio Amos氏は、CLK GTRの特性をよく理解していると思われ、こうした雪道においても問題なく走行しているのだと思いますが、改めてその姿を見ると常軌を逸したスタイリングであり、まさに公道を走るレーシングカーというイメージですね。

なおCLK GTRの新車販売価格は、約1.7億円と非常に高額ですが、中古車市場価格では約2.2億円~約4.9億円にて取引されているため、その多くがやはり転売目的にて購入する方が多いのではないかと思われます。

気になるパワートレインについては、マクラーレンの3座シートモデルF1の技術を参考にした排気量6.9L AMG製V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力604hp/最大トルク775Nmを発揮。

駆動方式は後輪駆動で、トランスミッションはクラッチペダル操作が必要となるパドルシフト式6速シーケンシャルシフトとなります。

車体重量は1,440kgと非常に軽量で、0-100km/hの加速時間は当時のモデルとしては驚異的ともいえる僅か3.8秒を実現し、最高時速は344km/hにまで到達。

車体サイズとしては、全長4,855mm×全幅1,951mm×全高1,100mmと非常にロングで、全幅はハマーH3より幅広で、更に全高はランボルギーニ・ディアブロよりも低い特殊なサイズ感となっています。

基本装備としては、フロントリフター(車高調整)機能やパーキングコントロール、ABS、トラクションコントロール、エアコン、オーディオといった従来スーパーカーに搭載される機能性を標準装備しますが、基本的にはレーシング規格に準拠しているため、ウィンドウの開閉は不可。更に、ドア開閉はマクラーレンにも採用のバタフライ・ドアを採用しています。

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Reference:autoevolution