これが5ドア版・スズキ新型ジムニー?生産・販売スタートすらしていない謎の5ドア&ロングホイールベースモデルの画像が拡散され大きな話題に

2020-05-27

~フェイクCGと言えど市販化されれば嬉しいが…とりあえずホイールベース長すぎ!~

さて、数多くのまとめサイトにて掲載されているコチラの5ドア版・スズキ新型「ジムニー(Suzuki New Jimny)」ですが、既にインド市場にて生産・発売がスタートしているとの情報が拡散されているものの、実はこの画像、インスタグラムにて投稿された3ドア版「ジムニー」(日本市場ではジムニー・シエラ)のフェイクCG画像であることが判明しています。

掲載元は既に削除されているものの、インスタグラムでの投稿では5ドア版に合成されたものと、本物の3ドア版がまとめてアップされていたので、かなりややこしいことになっていたようですね。

ちなみにこちらの画像も同様に合成されたもので、元は3ドア版だったものが、別のユーザーによって合成され、それがあたかも実際に存在しているかのように拡散された画像と言われています。


~インド市場では2020年12月より5ドア版が生産スタート予定となっているが~

ちなみに、新型「ジムニー」の5ドアモデルについては、既に自動車ニュースサイトAutocarIndiaでも公開の通り、インド市場を拠点とするマルチ・スズキが6月より3ドア版を生産スタートし、更にその派生版という形で5ドア版が12月より生産・販売スタートする予定とのこと。
ただ、現在例の社会問題の影響もあって、スケジュール通り生産スタートできるか非常に微妙な状態にあるそうです。

生産元は、日本の静岡にある湖西工場ではなく、インド・グジャラート工場にて生産される予定とのことで、”あくまでもインド市場向け”に製造され、日本市場へ逆輸入するというのはあまりにも品質のハードルが高すぎるので、日本は日本で生産計画を立てているのかもしれません。
※但し、今現在は「ジムニー/ジムニー・シエラ」の納期が1年以上と非常に長いため、この状態で5ドア版を日本で製造するのはスズキとしても非常に危険

~AutocarIndiaの情報が正しければ、5ドア版の開発は完了し、既に生産準備は整っている?~

ちなみに、これだけ例の社会問題による経済的な打撃を受けて、5ドア版「ジムニー」を開発・生産するだけの能力がスズキにあるのか?という疑問の声もあるかと思いますが、2020年12月に生産スタートするということあれば、既に5ドア版の設計は完了しているでしょうし、耐久性などの評価もほぼほぼ完了していることが予想されます。

モノコックシャシーを採用するモデルに比べ、非常に汎用性の高いラダーフレーム構造を採用する「ジムニー」であれば、恐らくホイールベースの延長は容易ではないかと考えられ、それに合わせて5ドア仕様のキャビンやパネル類を乗っけるだけの構造となるため、どれだけの耐久性と剛性が向上しているかは不明ではあるものの、インド市場向けの品質面では既にクリアしているのかもしれませんね。

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