これはカッコいい。ポルシェ「ケイマンGT4」をラリーベースにしたレンダリング画像が公開に

2020-05-26

ポルシェのスポーツシリーズとなる「ケイマンGT4」をWRCレースカー風にデザインしたレンダリング画像が公開に。
今回のレンダリング画像を作成したのはHugo Silva Designですが、非公式レンダリングのため、実現される可能性はかなり低いですが、かなりアグレッシブなデザインですね。


レンダリング画像を確認していくと、フロントのリアスポイラーから、太めのホイールアーチ、サイドスカート、リアウィングにかけて全てカーボンで製作されていることから、相当な軽量化が図られているモデルではないかと考えられますね。
また、この個体の側面に貼付されている世界ラリーカーのステッカーや、エアインテーク部に装着されているイエローライトは完全にラリーカーをイメージさせていますね。

関連記事①:シトロエンが何やら過激なレーシングモデル「C3 R5」を開発中。そのイメージ画像も公開に

フランスの自動車メーカ・シトロエンがラインナップするコンパクトクロスオーバーモデル「C3」を、最新ラリーモデルに改造したとされる「C3 R5」のイメージ画像が公開に。
この個体は、今月末にフランスリーグチャンピオンシップのラリー・デ・ヴァール(Rallye Du Var)にてデビューを予定しているレーシングモデルとなり、未だレースでの実績も得られていない完全な処女作となります。

今回公開されている個体は、通常の「C3」から大きく変化した航空要素を持ったボディワークに加え、空力性能を考慮したフロントバンパーやルーフスクープ、リヤウィング、更にはラリーベース用のホイールに加えて最適化された足回りなど、スパルタンな仕上がりとなっています。

なお、この個体の競合モデルとしては、フォルクスワーゲン「ポロGTI」やルノー「クリオRS」、フォード「フィエスタST」、トヨタ「ヤリスGRMN」が挙げられていますが、未だ具体的なパワートレインが発表されていないため、どういった個体をライバルとして開発が進められているかは不明となっています。

関連記事②:ドライバは驚異の60歳。ラリー仕様のポルシェ「ケイマンGT4」をゴリゴリに乗りこなす【動画有】

ラリーコースにて、完全ラリー仕様にまとめあげたポルシェ「ケイマンGT4」で華麗にドリフトで流していく動画が公開に。
この「ケイマンGT4」を乗りこなしているオーナーは、まさかの60歳を迎えたジャイルズ・ナント氏という方で、彼は2011年にポルシェ「996」世代のポルシェ911 GT3カップにおいてチャンピオンになった生粋のレーサーですね。

本動画では、いくつかのタイトなヘアピンやコーナーを華麗に攻めていく等、とても60歳とは思えない卓越したドライビングテクニックで魅了しています。

【Test Porsche Cayman GT.4 De Gilles Nantet.】

関連記事③:VWがラリーベースの過激なモデル「ポロGTI T5」を開発中。直4ターボで275馬力を発揮か

フォルクスワーゲンは、新型モデルとなる「ポロGTI」をベースとしたWRC2の世界ラリーをベースとしたハードコアモデル「ポロGTI R5」を開発中であることが判明。
この個体は、WRCにおいて4度のタイトルを獲得した「ポロR WRC」の基本的なノウハウを導入しているとのことで、同社はWRC2にてワークス参戦から撤退しているも、技術的な面で顧客をサポートすることを目的に開発を継続しているとのこと。

「ポロGTI R5」のパワートレインは、排気量1.6L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力275psを発揮。トランスミッションは5速シーケンシャルギヤボックスを介して、四輪駆動システムを供給する模様。

これについて、フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクターであるSven Smeets氏は「ポロGTI R5では、(上述の通り)WRCにおいて4度のタイトルを獲得した個体からノウハウを蓄積し、国内シリーズからWRCへの無数のラリー選手権のためのファーストクラスレベルのレーシングマシンを提供したい」とコメントしており、同社が過酷な試験の下で蓄積された技術力を持って最強のホットハッチモデルとして登場することが大きく期待されており、この個体もまた来年の2018年の後半にラリー参戦を検討するオーナーを対象に販売するとのことです。