ロールスロイス・カリナンのココがちょっとダメ!オプション費用250万円以上のコーチラインの完成度は低め…ボンネットが勢いよく開いてしまう

引き続きカリナンのちょっとダメなポイントを見ていこう

ここがダメ②:コーチラインに段差有り?!

続いてはロールスロイスのラインナップモデルには必要不可欠ともいうべき「コーチライン」。

ボディサイドに描かれるダブルストライプのようなものですが、ロールスロイスではこのラインを描くための専属の職人さん(部門?)が存在するほどで、しかもこのコーチラインのオプション費用は約250万円と超高額。

つまりは技術+芸術料を対価として支払っていることになりますが、よくよく見てみるとマスキングテープにて処理した後の段差が残っているのはちょっと残念。

こういったラインはフェラーリなどで見ても段差は全く無く、最後の仕上げにまで徹底しているところはイギリスメーカーとイタリアメーカーとでちょっと考え方が異なるのかもしれません。

もちろん車種にもよるとは思いますが、ランボルギーニやフェラーリのストライプのオプション価格は安いもので100万円以下と記憶しているので、「100万円以下を支払って段差のないストライプを描いてもらう」か「250万円以上を支払って段差のあるストライプを描いてもらう」かで考えたら、前者がほとんどだと思うんですね。


ここがダメ③:ボンネットが勢いよく開いてしまう問題

最後はフロントボンネット。

これはほとんど気にすることではないかと思いますが、フロントフードを開ける際にシリンダーのストロークがとんでもなく短いので、勢いよく開いてしまうんですね。

恐らくエンジンのサイズやスペースの関係でダンパー位置が手前になり過ぎたんだと思いますが、これによってフロントボンネットがAMGみたいにパッカーンと上まで大開きになり、しかも車高がメチャクチャ高いので、身長182センチの私でもボンネットを閉めるには一苦労。

エンジンフードを開くことすらほとんど無いとは思いますが、この点は実車を見てやってみないとわからないところで結構貴重なところかもしれません。

今回カリナンの内外装インプレッションはざっくりとしたもので、今後細かく見たり乗ったりと行われる予定なので、その際にはまた踏み込んだインプレッションを行っていきたいところです。

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