(英)ホンダHR-V(日本名:ヴェゼル)のディーゼルモデルが販売終了へ。2025年までに全ラインナップ電動化を目指し、更にフルモデルチェンジではハイブリッドのみ販売との噂も?

欧州政府は意地でも内燃機関モデルを早く廃止させたい

欧州市場では年々厳しくなっている環境法規制問題ですが、フランスでは高汚染車両と呼ばれるCO2排出量の多い車両に限り、新たな罰則金として最大600万円ほどの課税を設けると検討していますし、欧州連合(EU)においてはロールスロイスにて設定される”光る”タイプのイルミネーション・スピリット・オブ・エクスタシーは「公道では不適切」であるとし、新たに”光害”として認定されるなど、とにかく車両に対する扱いや基準が一気に厳しくなっています。

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おそらくこうした動きは、今後更に加速していくと考えられますし、明らかにガソリンモデルやディーゼルモデルなどが不利になるような対策を提案し、意地でもEVやゼロエミッションモデルを普及させるような働きを見せてくるのではないかと推測しています。


現行HR-Vはガソリンエンジンのみだが、次期モデルはハイブリッドのみを販売?

イギリス市場向けに販売されているHR-Vは、大きく4種類のグレードとなるS/SE/EX/Sportをラインナップしていて、それぞれのグレード別価格帯は以下の通り。

・S:約285万円(20,735ポンド)
・SE:約325万円(23,650ポンド)
・EX:約366万円(26,620ポンド)
・Sport:約391万円(28,420ポンド)

パワートレインについては、S/SEグレードが排気量1.5L i-VTECガソリンエンジンを搭載し、EX/Sportグレードは排気量1.5Lターボエンジンを搭載していますが、2021年以降にラインナップ予定となっているフルモデルチェンジ版・新型HR-Vでは、環境法規制の対策強化に向けてハイブリッドモデルのみをラインナップする?との噂もあるとのこと。

ちなみにその対策を既に講じているのが新型ジャズ(日本名:フィット4)で、日本市場向けでは排気量1.3L i-VTECエンジンと排気量1.5L i-VTECエンジン+デュアルモーターを組み合わせたe:HEVの2種類をラインナップしていますが、欧州市場向けは後者のe:HEVしかラインナップしていないため、おそらく次期HR-Vも同様の動きがあると考えられるでしょうね。

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Reference:CARSCOOPS