ポルシェが敢えて表に出さなかった911サファリ/マカン・サファリを世界初公開!その姿はラリー&オフロードでかなりイケてるデザインだ

2020-11-13

911サファリは最近テストカーでもよく見かける一台だった

ポルシェが2005年~2019年にかけて先進的なモデルを発表してきましたが、その中で発表されてこなかった(厳密にはお蔵入りになってしまった?)15台の新開発モデルを「PorscheUnseen」と呼ばれる本にて紹介される予定ですが、今回その本にて紹介される前に1:1スケールサイズにて作成された実車たちが続々と公開されています。

これまでは919ハイブリッドをベースにした919ストリート/ヴィジョン920といったエクストリームなモデルや、自動運転技術を採用しつつもマクラーレン・スピードーテル/F1のようなセンターシートレイアウトを採用したヴィジョン・レンディエンストなどを紹介してきましたが、今回はかなり過激なラリーモデルとなる911サファリ(Porsche 911 Safari)をご紹介。


リフトアップやオーバーフェンダー、そしてルーフレールも装着されたラリー仕様

実はこのモデル、2020年10月末辺りにドイツ・ニュルブルクリンクサーキットでもスパイショットされていた開発車両と非常に似ているのですが、2012年あたりから開発が進められてきたプロトタイプモデルをベースにしつつ、もしかすると再度開発が行われている一台なのかもしれません。

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外観としては、ホワイトをベースにしつつレッドやライトブルーのアクセントカラーが追加され、トップルーフにはラリーカーに必須ともいえるライトバーやルーフレール、足回りもリフトアップされて走行できるエリアが拡大されていますし、更には911サファリを象徴付けるプロテクション代わりのオーバーフェンダーが装着されています。

中身については公開されていないものの、恐らくは専用のレーシングシートやロールケージが装備されていると思われ、炎天下での走りにも対応できるために専用ヘルメットには冷却ファンが設けられるなど、走りだけでなくドライバーのことも考慮されているそうです。

911サファリに続き、3ドア仕様のマカン・サファリも!

続いては911サファリに続きエントリークロスオーバータイプのマカンをベースにしたマカン・サファリ(Macan Safari)。

こちらは2013年に開発されたモデルで、ラリーモデルらしくリフトアップされるだけでなく、筋肉質なホイールアーチ、オフロードタイヤの装着、そしてこれまでのマカンにはなかった3ドアスタイルに仕上げられています。

パワートレインについては明らかにされていませんが、四輪駆動(AWD)やDCT、オフロードでの走りを想定した走行モードの改良など、まさにラリーに特化した走りを提供していたものの、結果的に実用的ではないとしてお蔵入りに。

リヤデザインはこんな感じ。

まさか2013年の時点でフェイクマフラーが採用されていたとは…ホイールもかなり深リムですし、見た目もかなり攻めたオフロードクロスオーバーなのでしょうね。

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Reference:motor1.com