アウディ新型Q8/ルノー・ルーテシア/メガーヌ/キャプチャー/カングーに計1万台超えの大量リコール!窒素酸化物の大量排出やエンジン出力低下の恐れアリ

ルノーにしては珍しい1万台超えの大量リコール!最悪のばあい、エンジン出力が低下する恐れアリ

続いては、ルノー・キャプチャー/ルーテシア/カングー/メガーヌの4車種・計10,210台にリコール!

リコール内容としては、エンジンにおいて、減速時 のクランクケース内の内圧設計が不適切なため、減速時のシリンダー内圧がクランクケース内圧よりも低くなり、エンジンオイルを含んだブローバイガスが燃焼室に逆流することがあるとのこと。

そのため、ピストンに多量のカーボンが堆積して剥離すると、排気バルブとバルブシート間に挟まり、高温の燃焼ガスが漏れ、排気バルブが溶損して、最悪の場合 、走行中に警告灯が点灯し、エンジンの出力が低下するおそれがあるとして、リコールを届け出ています。


対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生しておらず、不具合は既に265件発生していて、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[キャプチャー]
・ABA2RH5F/VF12R401ED0680301~VF12R401EF0727724/平成25 年7 月22 日~平成27 年10 月19 日/1,943台

・ABA2RH5F1/VF12RAU1DG0745953~VF12R021AH0766891/平成27 年6 月26 日~平成29 年11 月28 日/602台

[ルーテシア]
・ABARH5F/VF15R400ED0679540~VF15R40SEG0737131/平成25 年5 月10 日~平成28 年5 月31 日/2,851台

・ABARH5F1/VF15RBU0DF0720180~VF15REU0DG0736634/平成27 年10 月14 日~平成28 年10 月1 日/962台

[カングー1.2L(MT)]
・ABAKWH5F/VF1KWB2B6D0678073~VF1KWB2B6G0748414/平成25 年10 月18 日~平成28 年11 月23 日/1,602台

[カングー1.2L(EDC)]
・ABAKWH5F1/VF1KW04B3F0726305~VF1KW14B3H0762655/平成28 年3 月17 日~平成29 年7 月19 日/2,014台

[メガーヌ1.2L HB GT Line]
・ABAZH5F/VF1BZ3603D0699154~VF1BZ3603G0730997/平成26 年4 月4 日~平成28 年2 月9 日/93台

[メガーヌ1.2L Estate GT Line]
・ABAKZH5F/VF1KZ3603E0700388~VF1KZ3603G0742744/平成26 年4 月4 日~平成28 年7 月7 日/143台

改善措置としては、全車両、ピストン上部と燃焼室、吸気バルブを洗浄し、エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換え、排気バルブに損傷が認められる場合は、エンジンを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①国道交通省②