日産の新型ノート・オーラが後出しで販売されるのは、新型ノートe-POWERをいち早く売り尽くしたいから?それよりも顧客からのクレームが多くなりそうだ…

どうしても日産は2020年内に新型ノートe-POWERを売り切りたい?

先述にもある通り、プレミアムコンパクトの新型ノート・オーラは、250万円前後から発売される予定となっていますが、日産の後出し販売方式(+利益重視の抱き合わせオプション販売)に対して、私がいつもお世話になっている日産ディーラーの担当スタッフさんも、こうした方法には疑問に思っているようです。

「どうしてノートe-POWER/ノート・オーテック/ノート・オーラを同時に発売しないのか?(もしくはオーラだけ半年後~1年後に遅れて販売するとか…)」という意見がディーラー内で非常に多く、先にe-POWERをオーダー済みのお客さんが、もしもポロ/208/ルーテシアに相当する3ナンバーコンパクトカーを検討していた場合、後出しでノート・オーラが発売されたら間違いなく困惑しますし、それこそクレームが殺到するのではないか?といった不安を持っているそうです。

おそらく日産の考えとしては、先に車両本体価格を抑えた新型ノートe-POWER(2WD)を販売することで消費者の食指を動かし、2020年内の売上げを一気に伸ばすために初期ロット数をクリアできるぐらいまで売り切るという考えがあるのかもしれません(あくまで推測ではあるものの、販売不振の日産であれば、やらざるを得ない状態)。
※とはいえ、販売台数が反映されるのは出荷されてからになるため、必然的に2021年1月以降になってしまう


ディーラーだけでなく顧客も後々不満を漏らすことになりそう

しかも3ナンバーサイズのプレミアムコンパクトともなれば、確実に同社ラインナップの新型キックスe-POWERと被る価格帯になってきますから、そう考えると剛性や足回り、先進的な装備、そしてデザイン性においてカッコよさを増したノートを選ぶでしょうからね…

こういった事前告知を全くしない後出しの販売方式については、ディーラーも不満に思っていれば、顧客も間違いなく不満に感じるところだと思うんですね。

ちなみに新型ノート・オーラのオプション内容などは明確になっていないものの、プロパイロット(ProPilot)システムは今のところメーカーオプションになる予定だそうで、そうなるとオプション費用も例の抱き合わせで約45万円ぐらいまで跳ね上がるかもしれませんね。

何れはプロパイロットエディションといった更なるグレード展開も見られると思いますが、今回のモデルは完成度が非常に高いモデルなだけあって、販売方法を間違えるだけで魅力が半減することはよくありますからね…もう少し日産の経営陣は自社都合じゃなく消費者目線にたって有益な販売スケジュールにまとめてほしいところです。

新型ノートに関する最新情報はコチラ!

☆★☆新型ノート関連記事5選はコチラ!☆★☆