ヘネシーパフォーマンス新型ヴェノムF5が世界初公開!V8エンジン&1,817馬力発揮で、最高時速500km/hにまで到達する究極の直線番長だ【動画有】

2022-08-19

これで全ての直線番長(量産モデル)が出そろったな

アメリカ・テキサス州に拠点を置くチューニングメーカーのヘネシーパフォーマンスが、新世代ハイパーカーとなる新型ヴェノムF5(Hennessey New Venom F5)の量産デザインを世界初公開しました。

新型ヴェノムF5は、世界限定24台のみ販売される希少なハイパーカーで、競合モデルとなるのはブガッティ・シロンSS300+(Bugatti Chiron SS 300+)やSSCトゥアタラ(SSC Tuatara)、そしてケーニグセグ・ジェスコ(Koenigsegg Jesko)といった大排気量エンジン+最高時速に特化したモデルとなります。


エンジン出力はEVハイパーカー並みの1,800馬力超え!

新型ヴェノムF5に設定されるパワートレインは、排気量6.6L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力1,817hp/最大トルク1,617Nmを発揮(車体重量は1,360kgとなるため、パワーウェイトレシオは0.75kg/hpと中々に強烈…)。

直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3秒未満で、0-200km/hの加速時間は4.7秒、そして最高時速は500km/hにまで到達すると言われています。

ちなみに、エンジンは僅か289kgしかない全く新しい鋳鉄製ブロックやアルミニウム製シリンダーヘッド、アグレッシブなロードカムを採用していて、独自のインテークマニホールドを設計することでプレナムとシリンダーヘッドの間にインタークーラーが配置され、エンジンの温度を最大限にまで下げることも可能になっています。

全てにおいて規格外のスペックを持つ新型ヴェノムF5ですが、車体重量の軽量化のため、特注のカーボンファイバーモノコックシャシーを採用し、更にはカーボンチューブやカーボンファイバボディパネルを使用することで89kgの軽量化に貢献しています。

新型ヴェノムF5の車内はレーシングカーのようなシンプルなレイアウト

続いては新型ヴェノムF5のインテリアをチェックしていきましょう。

インテリアもドライバーに焦点を当てているため、必要最低限の装備と飛行機内のコックピットやF1レースカーからインスパイアされたステアリングデザインを取り入れています。

もちろん、ステアリング上部にはライトやワイパー、ウィンカー、ドライブモードといったスイッチ類が全て集約されているため、この辺りは現代のランボルギーニやフェラーリと同じシステムを取り入れています。

また運転席から見る視界も、先代ヴェノムGTから大幅に改善しているとのことで、シートバックに対して適切な頭の位置にするなど、常にドライバーのパフォーマンスを意識した改良が施されているそうです。

走行モードは5種類、最強の走行モードはF5

そしてヴェノムF5には、5つのドライブモード「スポーツ/トラック/ドラッグ/ウェット/F5」が準備されていて、特にF5モードは、車の最大出力を可能にするようなモードとのことで、いわゆる最高時速にチャレンジするときに活用されるものだと思われます。

ただし、このモードを使用する際にはタイヤの性能が最も重要とされるため、タイヤ溝が大きくすり減っていたりすると非常に危険な状態を引き起こす恐れがあるため、容易に使用できるものではないことは確か(っというか使用できる場所がない)。

ちなみにドア開閉は、マクラーレンやマセラティMC20と同じバタフライドアを採用。

エクステリアデザインもハイパーカーらしい幅広さと車高の低さが目立ちますし、走る場所も相当に限られそうな一台です。

デリバリーは2021年よりようやくスタート

マフラーはほぼセンターよりの4本出しで、リヤテールランプは非常に複雑な造形となるC字型、そしてリヤディフューザーはマクラーレンのような独特な形状を採用していますね。

ちなみに新型ヴェノムF5の車両本体価格は、約1.87億円~約2.18億円と非常に高額で、デリバリーは2021年よりスタートするとのことです。

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Reference:motor1.com