日産の2020年11月度の生産・販売・輸出実績が27か月連続でマイナスに。これだけの負の連鎖に新型ノート/ノート・オーラがどう立ち向かう?

日産にとって中国はかなり重要なメイン市場になっている

引続きグローバル販売を見ていくと、中国が日本に次いでプラスになったきっかけとしては、日本では市販化されていないコンパクトセダンタイプ・新型シルフィ(New Sylphy)が影響しているとして、3グレード展開している中で約200万円台から購入できるという魅力的なポイントもあるからではないかと考えられます。

ちなみに日本市場向けのシルフィ(FMC前)は既に販売終了していて、Vモーショングリルを採用した新型シルフィの市販化に関する話は出ていないものの、噂ではe-POWERを搭載したモデルが登場する?といった情報もあったりで、いつ頃登場するかまでは明確になっていないのが正直なところです。

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グローバル生産はほとんどがマイナスで益々苦しい展開に

続いてはグローバル生産についてですが、こちらは全体で見て前年同月比-5.6%減となる404,013台と14か月連続で前年同月実績を下回る結果となりました。

ちなみに日本国内においては前年同月比-19.9%減となる52,110台で、軽自動車が含まれていないだけに、国内販売を見てもお分かり通り日産はかなり軽自動車に頼り切っているのがわかります。

この他の国々を見ていくと、アメリカで前年同月比-16.9%、スペインで同-42.9%と大幅下落となっていますが、一方でメキシコやイギリス、中国では、それぞれ同+3.2%/同+3.5%/+5.5%という結果に。

そして輸出についても、前年同月比-25.7%減となる34,971台で、こちらは12か月連続で前年実績を大幅に下回る結果となっています。

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