トヨタ新型ハリアーや日産の新型ノートe-POWER等の主力モデルが2021年1月より大幅減産へ…部品供給元の旭化成・半導体工場火災が原因で供給困難に

ようやく自動車業界も活気づいてきたところで、今回のトラブルは大きな痛手だ

既に国内市場では販売が進められているトヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)や日産のフルモデルチェンジ版・新型ノートe-POWER(Nissan New Note)、そしてホンダ新型フィット4(Honda New FIT4)等ですが、どうやらこれらのモデルを販売する大手自動車メーカーを対象に供給される半導体部品の供給が困難となり、2021年1月より大幅減産することが明らかとなりました。

昨今の諸事情で一度は大きく落ち込んだ自動車生産ですが、2020年9月よりようやく持ち直し、新型車も続々と登場して「これからだ!」というときに、まさかの2021年1月より大幅減産とは…一体なぜこのようなことになってしまったのでしょうか?

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原因は旭化成マイクロシステムの工場火災

産経新聞の情報によると、以前より話題となっている宮崎県延岡市にある旭化成の工場(厳密には子会社である旭化成マイクロシステムの延岡事業所)において、2020年10月20日に発生した火災が原因で、横滑り防止装置やハンドル操作をアシストする電動パワーステアリング、横滑り防止装置に関係する半導体が大きく影響しているとのこと。

これに合わせて、メガサプライヤーでもあるコンチネンタル社が品質水準への要求の高い自動車向けの納入を一旦避けて、昨今の諸事情で巣ごもり需要の高いゲーム機器への納入を優先しているとのこと。

この他にも、新世代移動通信システム5G関係の需要も大幅に向上しているとのことから、これらの優先順位を高めていることをきっかけに調達不足が発生しているとの情報もあるため、急場をしのぐためには致し方ないことなのかもしれませんね。

今回の大幅減産で大きな痛手となるのはあのメーカーの新型車…更に今回の供給不足で注意なしなければならないことは?気になる続きは以下の次のページにてチェック!